IRON PUSSY/アイアン・プッシー
監督：ウィシット・サーサナチィアン
脚本：ウィシット・サーサナチィアン、ミシェル・シャオワナサイ
撮影：チョン・ソング
音楽：バン・ジュンソク
出演：ミシェル・シャオワナサイ、キム・ミンジュン
Kamome/カモメ
監督：行定勲
脚本：伊藤ちひろ、行定勲
撮影：福本淳
編集：今井剛
出演：ソル・ギョング、吉高由理子
LOVE FOR SALE/ラブ・フォー・セール
監督・脚本：チャン・ジュナン
撮影：アレックス・ホン
編集：今井剛
アクション監督：チョン・ドゥホン
出演：カン・ドンウォン、ソン・ジュナン
2010年／韓国
日本公開日／2011年10月22日
カラー/ステレオ/142分
配給：東映
2010年 東京国際映画祭「アジアの風」招待上映作品
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カメリア/時にあらがう三つの物語（Camellia）
story
アイアン・プッシー
1979年の釜山。タイの必殺仕事人アイアン・プッシー（ミシェル・シャオワナサイ）は、ふだんは飲食店で働くさえない板前のおやじだが、一度呼出しがかかると華麗なる女スパイに変身して任務をこなす。この日、指令を受けたプッシーは、スタイリッシュな頭巾つきのコートを纏い、ディスコへ向かう。そこでイケメンのジホン（キム・ミンジュン）に出会い、恋に落ちるのだった。二人だけで過ごす甘い日々。ところが、次なる指令はある男の暗殺。写真のターゲットは非情にもジホンだった…。
カモメ
映画の撮影で釜山にやって来たパク・ヨンス（ソル・ギョング）は撮影監督。わがまま女優にうんざりしながら撮影していた時、ふとカメラの向こうに人影を見て中断してしまう。女優の機嫌を損ねて撮影中止になった夜、ヨンスは後輩たちを誘って飲みに行き、雑踏の中で靴をはかずに町を漂う少女（吉高由理子）とすれ違う。後輩たちと別れ、一人で飲み続けるヨンスは再び少女と出会い、彼女に靴を買ってあげる。そして、カモメと名乗るその少女と一晩中、釜山の町を歩き回るのだった…。
ラブ・フォー・セール
近未来の釜山。脳から愛の感情と記憶を取り出し保存する技術が可能となり、それを売り買いするビジネスが大盛況。他人の愛で本物の恋愛を体験できるとあって、誰もがこぞって愛を欲しがっていた。中でも一番貴重で人気があるのは、美男美女による天然愛。ジェイ（カン・ドンウォン）はかつて、愛するボラ（ソン・ヘギョ）との仲をラブビジネスを牛耳る組織に引き裂かれ、殺されかけた。一命を取り留めた彼は、組織の人間に復讐を果たしながら、ボラを助け出すため「大宮殿」と呼ばれる一大組織へ潜入する…。
●アジコのおすすめポイント：
釜山プロジェクトによるデジタル三人三色シリーズの2010年度作品。短編ながらそれぞれに完成度が高く、今回は「時空を越えた愛」をテーマにしていて、せつなさが迫ります。アジコが特に印象に残っているのは、タイの「アイアン・プッシー」シリーズのアイアン・プッシーが釜山に現れる1作目。笑える話かと思いきや、これが結構泣ける純愛になっていて、二人が「サランヘヨ〜♪」と歌う懐メロソングがいつまでも耳に残ります。運命の恋、叶わぬ思い…豪華キャストによる泣ける釜山を味わってください。
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