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イップ・マン 誕生

監督:ハーマン・ヤウ
原作:チェックリー・シン
脚本:エリカ・リー、リー・シン
撮影:ジョー・チャン
編集:アズラエル・チェン
アクション監督:トニー・リョン
音楽:ブラザー・フン
出演:デニス・トー、ルイス・ファン、クリスタル・ホアン、ユン・ピョウ、ローズ・チャン、シュー・チャオ、拳也、ラム・シュー、サモ・ハン、イップ・チュン

2010年/香港
日本公開日/2012年3月17日
カラー/シネマスコープ/ドルビーデジタル/100分
配給:日活
(c)2010 National Arts Film Production Limited.

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イップ・マン 誕生
(葉問前傅/The Legend is Born-Ip Mant)

story

 1905年、広東省佛山市。6歳のイップ・マンと義兄のイップ・ティンチーは、父に連れられて詠春拳の宗師チェン・ワースン(サモ・ハン)の詠春拳武館で修行を始める。1年後、ワースンは病に倒れ、一番弟子のツォンソウ(ユン・ピョウ)が武館と弟子たちを引き継ぐ。マンとティンチーは妹弟子のメイワイ(シュー・チャオ)と共に、日々厳しい訓練を積んでいった。

 数年後の祭りの夜、ティンチー(ルイス・ファン)は商才を発揮してメイワイ(ローズ・チャン)と屋台を出し、マン(デニス・トー)は仲間たちと街をぶらついて副市長(ラム・シュー)の娘チャン・ウィンセン(クリスタル・ホアン)と出会う。ウィンセンはチンピラに絡まれたところをマンに助けられ、彼を気にし始めるが、メイワイもまた、マンに淡い恋心を抱いていた。

 1915年、そんな二人の想いを知らぬまま、イップ・マンは香港のステファン書院に留学。中国人を罵倒したイギリス人を叩きのめし、一躍有名人となる。そして、立ち寄った薬局で、詠春拳の達人リョン・ピック(イップ・チュン)と出会い、彼から改良された詠春拳を学んでいく。その頃、佛山には戦争の影が忍び寄り、日本人商人の北野(拳也)が街を牛耳ろうとしていた。

 1919年、大学を卒業したイップ・マンは、詠春拳を世界に広める夢を抱いて帰郷する。ティンチーは精武体育会の副会長となり、商人としても成功していた。ウィンセンとも再会したマンは愛を育み、傷心のメイワイはティンチーの思いを受け入れ結婚することにする。そして、結婚式の夜…。

●アジコのおすすめポイント:

ドニー・イエン主演の『イップ・マン』シリーズのおかげで、日本でもブルース・リーの師匠であったイップ・マンの存在が知られるようになりました。そのイップ・マンの少年期から青年期に至る佛山時代を描いたのが本作。主演は『イップ・マン』シリーズで俳優デビューした若き武術家デニス・トー。ドニー・イエンにニック・チョンがちらっと入ったような風貌ですが、ドニーよりちょっとソフトかな。同じく武術の達人でもあるルイス・ファンとの手合わせはなかなかのもの。さらに、カンフーファンには夢のようなサモ・ハンとユン・ピョウの手合わせが冒頭にあります。そして、イップ・マンの長男であるイップ・チュンがリョン・ピック役で登場し、老体にもかかわらず見事な技を披露します。俳優陣では、少女になったシュー・チャオが見られてうれしい。豪快な主題歌を唱っているルイス・チャンは税関職員役で、その親戚でもあるヒンズ・チャンがウィンセンと映画を観に行く坊ちゃん役でカメオ出演しています。


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