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台北カフェストーリー

監督・脚本:シアオ・ヤーチュアン
製作総指揮:ホウ・シャオシェン
撮影:リン・ジェチアン
編集:タオ・チューチュン
美術:リー・トゥンカン
録音:トゥー・ドゥーチ
音楽:サマー・レイ、ホウ・ジージエン
出演:グイ・ルンメイ、リン・チェンシー、チャン・ハン、中孝介(特別出演)

2010年/台湾
日本公開日/2012年4月14日
カラー/ビスタサイズ/81分
配給:ユナイテッド・ピープル
(c)BIT Production
2010年 台北映画祭 最優秀観客賞

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台北カフェストーリー
(第36個故事/Taipei Exchanges)

story

 やり手のOLからカフェのオーナーに転身したドゥアル(グイ・ルンメイ)は、妹のチャンアル(リン・チェンシー)と共に、念願のカフェを台北でオープンする。ドゥアル・カフェは、コーヒーのアロマと手作りデザートの香りであふれている。開店の日、店では白いカラーの花を配り、友人たちは様々な祝いの品を持参してきた。

 しかし、やっと開店したものの、お客が入らない。ドゥアルは店に持ち込まれたガラクタのせいだと、それらを捨てようとする。そこで妹チャンアルが一計を案じ、カフェで物々交換を始めることに。店には様々な物が持ち込まれては、次の持ち主へと去っていった。やがて物々交換は、ドゥアル・カフェの一番の魅力となっていく。

 ある日、一人の男性がお店にやって来る。飛行機パイロットのチュンチン(チャン・ハン)だ。彼は世界35都市で集めたという色とりどりの35個の石鹸を持って来て、何か特別なものと交換したいという。以後、彼はカフェに来る度に石鹸にまつわるエキゾチックな物語を1つずつ語り、ドゥアルの心はその物語に魅せられていく。

 ドゥアルは物語を聞くたびに、そのイメージをイラストにしてチュンチンに渡していた。そして、いつしかチュンチンのことが気になるようになっていく。お金を貯めて世界旅行をするのが夢のチャンアルと、カフェ経営の夢を実現したドゥアル。2人の価値観も、いつしか変わっていく…。

●アジコのおすすめポイント:

オシャレで愛らしい作品を得意とする台湾から、またまた素敵な映画が誕生しました。今回の舞台はカフェ。コーヒーを自分で煎れたりお菓子作りが好きな女子なら、誰もが憧れる夢のお店を開店させた姉妹の物語。主演は台湾の若手トップ女優、グイ・ルンメイ。妹役で新人のリン・チェンシーがデビューを飾っています。グイ・ルンメイがデビュー当時に漕いでいた自転車シーンを、今回はリン・チェンシーが爽やかに披露。彼女も将来が楽しみな女優になりそうです。主人公が恋に落ちる相手はチャン・ハン。(チャン・チェンのお兄さん。日本では『トロッコ』以来のお目見え)美術を学んでいたシアオ・ヤーチュアン監督だけに、インテリアや小物にも注目です。カフェと恋の行方を味わってください。


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