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王朝の陰謀/判事ディーと人体発火怪奇事件

監督:ツイ・ハーク
脚本:チャン・チァルー
撮影:チャン・チーイン、パーキー・チャン
編集:ヤウ・チーワイ
アクション監督:サモ・ハン
美術監督:ジェームズ・チュウ
衣装デザイン:ブルース・ユー
音楽:ピーター・カム
出演:アンディ・ラウ、リー・ビンビン、ダン・チャオ、レオン・カーファイ、カリーナ・ラウ、テディ・ロビン

2010年/中国・香港
日本公開日/2012年5月5日
カラー/シネマスコープ/ドルビー/128分
配給:太秦
(c)2010 Huayi Brothers Media Corporation, Huayi Brothers International Ltd.
2010年 台湾金馬奨 視覚効果賞(南相宇、李庸基)
2011年 香港電影金像奨
 監督賞(ツイ・ハーク)/主演女優賞(カリーナ・ラウ)/
 美術指導賞(ジェームズ・チュウ)/
 衣装デザイン賞(ブルース・ユー)/
 音響効果賞(王丹戎、趙楠)/視覚効果賞(李庸基、南相宇)


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王朝の陰謀/判事ディーと人体発火怪奇事件
(狄仁杰之通天帝国/Detective Dee and The Mistery
 of the Phantom Flame)

story

 紀元689年、唐の時代。落陽の都では天にも届く巨大な仏塔「通天仏」の建立が進んでいた。弥勒菩薩をかたどった通天仏は、則天武后(カリーナ・ラウ)の顔を模してあり、完成した日に彼女は中国史上初の女帝の座に就く。しかし、建設現場では不可解な殺人事件が頻発していた。突然、人体が炎を発し、焼き尽くされてしまうのだ。

 被害者が政権に関わる重要人物であることから、犯人は武后への反逆者であることは明らかだった。「このような事件が起こるのは『明けの星』が朝廷から離れ、8年も獄から戻らぬからだ」という国師のお告げを聞いた武后は、8年前に武后を非難して投獄されたディー・レンチェ(アンディ・ラウ)を牢獄から呼び戻す。

 類まれな知性を持ち、武術の達人でもあるディーは特命判事に命じられ、武后の美しき側近チンアル(リー・ビンビン)が監視役として、また短気で野心家の司法官ペイ・ドンライ(ダン・チャオ)が補佐役として、彼に随行する。

 3人は通天仏の内部を調査。そこで、ディーは8年前に一緒に投獄され、片腕を失った旧友シャトー(レオン・カーファイ)と再会する。現場監督を務めているシャトーは、事件の現場を目撃していた。彼の言葉を手がかりに、ディーたちは裏社会の情報屋が潜む地下世界に足を踏み入れ、宮廷侍医ワン・ポー(テディ・ロビン)を探しあてる。だがそこへ、ニセの国師や刺客が現れ、3人は次々と絶体絶命のピンチに襲われる…。

●アジコのおすすめポイント:

ディー・レンチェ(狄仁杰)とは則天武后に仕え法務大臣にまでなった実在の人物。その彼の活躍を小説にした人気探偵小説『ディー判事』シリーズ(作者はオランダ人外交官のロバート・ファン・ヒューリック)を原案に作られたのが本作です。監督は数々の名作を製作&監督してきた「香港のスピルバーグ」ツイ・ハーク。本作には、あの『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』を彷佛とさせるけれん味とあっと驚く特撮が満載され、謎解きの面白さだけでなく視覚的な見どころもたっぷり。まさに、ツイ・ハーク完全復活!と言われるにふさわしい作品となっています。主演のアンディはもとより、美しくも凛々しいリー・ビンビン、真っ白なダン・チャオ(『戦場のレクイエム』で気弱なインテリだった彼!)の演技も見逃せませんが、独特なメイクで則天武后を演じたカリーナ・ラウの存在感はさすがです。米タイム誌が選ぶ2011年ベスト・ムービーでは第3位にランクイン!
公式サイトでツイ・ハーク作品人気投票を実施中。


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