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ロボット

監督・脚本:シャンカル
撮影:R・ラトナヴェール
編集:アントニー・コンサルヴェス
美術:サブー・シリル
衣装:メアリー・ヴォクト
音楽:A・R・ラフマーン
スタント指導:ユエン・ウーピン
アニマトロニクス&特殊効果:レガシー・エフェクツ
出演:ラジニカーント、アイシュワリヤー・ラーイ、ダニー・デンゾンバ

2010年/インド
日本公開日/2012年5月12日
カラー/16:9 ワイドスクリーン/ドルビーデジタル/139分
*ヒンディー語吹替え日本公開用特別編集版での上映
配給:アンプラグト
(c)2010 Sun Pictures
2011年 インド フィルムフェア・アワード・サウス
 撮影賞(R・ラトナヴェール)/美術賞(サブー・シリル)/
 衣装デザイン賞(メアリー・ヴォクト)
2011年 インド ナショナル・フィルム・アワード
 シルバーロータス賞 美術(サブー・シリル)/
 特殊効果(シュリーニヴァース・モハーン)
2011年 東京国際映画祭
 アジア映画賞スペシャル・メンション(シャンカル)   


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ロボット(Endhiran/The Robot)

story

 バシー博士(ラジニカーント)は、10年に及ぶ研究を経て、画期的な二足歩行型ロボットを生み出す。それは自分に似た容姿を持ち、一見人間のように見えるが、まぎれもないマシン。優れた学習能力と応用力、環境への適応力は従来のロボット工学に革命をもたらすに違いない。

 ロボットはチッティ(ラジニカーント・二役)と名付けられる。博士にはサナ(アイシュワリヤー・ラーイ)という恋人がいるが、研究に没頭するあまり、博士は関係を疎かにしがちだった。怒って別れを切り出すサナに、博士はチッティを紹介する。サナはチッティを気に入り、忙しい博士の代わりに度々行動を共にするのだった。

 バシー博士は、恩師のボラ教授(ダニー・デンゾンバ)が仕切る人工知能開発局(AIRD)の学会でチッティを公開。チッティは驚きをもって迎えられる。しかし、教え子に先を越されて胸中が穏やかでないボラ教授は、チッティの不完全さを指摘する。AIRDが定めた認可条件は、チッティに善悪の判断を理解させることだった。

 バシー博士はチッティの神経回路を改良し、人間の複雑な感情を理解できるようにする。そのかいあって、チッティはAIRDから開発を認められるが、感情に目覚めたチッティは、この頃からサナに思いを寄せるようになり、バシー博士と恋の火花を散らし、失恋を経験するのだった。さらに、人間性に目覚めたチッティは戦いより愛を説いて、博士が期待していた軍隊での採用を拒否されてしまう。

 ヤケになったバシー博士は、チッティを破壊。廃棄処分にしてしまうのだが、抜け目のないボラ教授が残骸を回収し、戦闘用プログラムを埋め込んだ新型チッティを生み出してしまう…。

●アジコのおすすめポイント:

まさにスゴイ!インド映画の登場です。主演はあのムトゥで日本でも人気者となったラジニカーント。しかも今回は、かつてのドメスティックな作品群とはうって変わり、IT大国として最先端を行くインドらしい近未来SF作品。美人な恋人そっちのけで研究に没頭するインテリ博士と、その博士が生み出したロボットの二役を見事に演じ分けています。後半の展開まで入れると三役かも?博士とロボットに愛されるのは世界一の美女アイシュワリヤー・ラーイ。 『ターミネーター』シリーズを手がけたハリウッドのSFXチームに、『MIB』の衣装デザイナー、ユエン・ウーピンによるアクション、音楽は天才ミュージシャンのA・R・ラフマーンとくれば、これはもう観るしかない!そして、最後にほろっと泣かせてくれる…ストーリーもテーマも最強です。
*タミル語170分完全版の上映実現キャンペーンも実施中!


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