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依頼人

監督:ソン・ヨンソン
脚本:イ・チュンヒョン、ソン・ヨンソン
撮影:チェ・サンホ
編集:キム・スンミン
音楽:チョ・ヨンウク
出演:ハ・ジョンウ、パク・ヒスン、チャン・ヒョク、ソン・ドンイル、キム・ソンリョン、ユ・ダイン、チョン・ウォンジュン、パク・ヒョックォン、チュ・ジンモ、チェ・ジョンウォン

2011年/韓国
日本公開日/2012年7月21日
カラー/16:9シネマスコープ/ドルビーデジタル/123分
配給:ファインフィルムズ
(c)2011 Showbox/Mediaplex and Generation Blue Films

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依頼人(依頼人/The Client)

story

 ハン・チョルミン(チャン・ヒョク)は夜道を車で急いでいた。やっと到着したマンションは警察と人だかりで物々しい雰囲気に包まれている。事件現場は自宅だった。誕生日の花束とケーキを持って帰宅したハンは、そのまま妻殺害の容疑者として逮捕される。

 それは奇妙な事件だった。マンションのベッドには致死量にいたる大量の血痕が残されていたが、死体がなかった。さらに、自宅にはハンの指紋がまったくなかったという。だが、妻ジョンア(ユ・ダイン)の母親(イェ・スジョン)の証言と状況証拠だけで逮捕されたのだった。

 カン弁護士(ハ・ジョンウ)は、芸能スターのスキャンダル事件で勝訴するなど、派手に活躍するやり手の弁護士。悠々とゴルフを楽しむ彼に、ブローカーのチャン(ソン・ドンイル)がハン・チョルミンの弁護依頼を持ちかけてきた。最初は取り合わなかったカンだが、自殺未遂をはかったハンと接見して事件に興味を抱き、引き受ける。

 検察側の担当者は、司法研修生時代の同期で恩師(チェ・ジョンウォン)の息子でもあるアン検事(パク・ヒスン)だった。検察側の確信的な動きや逮捕前から防犯ビデオを入手していたことに不審を抱いたカンは、事務所のスタッフ(キム・ソンリョン)たちと共に、検察が隠している何かを突き止めようと動き出す。

●アジコのおすすめポイント:

ハ・ジョンウ、パク・ヒスン、チャン・ヒョクと、見逃せない俳優たちが豪華競演した法廷サスペンスです。3人の役柄をシャッフルしても面白いかも…とつい思ってしまうほど、それぞれのキャラクターが際立っており、最後まで謎を孕んだ展開で楽しませます。中でもチャン・ヒョクは、今までにない難しい役柄ではなかったでしょうか。敏腕弁護士のハ・ジョンウは「リーガル・ハイ」(フジテレビ)の古美門研介並に負け知らずの強気男。迎え打つ検察陣の用意周到さも半端なく、謎はさらに深まります。味な脇役ソン・ドンイルや個性派のパク・ヒョックォンなど、助演陣も真相究明に大活躍。監督は本作が2作目の新鋭ソン・ヨンソン。新人監督が続々とヒットを放つ韓国映画界には脱帽です。


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