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ペンギン夫婦の作りかた

監督:平林克理
原案:「ペンギン夫婦がつくった石垣島ラー油のはなし」著・辺銀愛里(マガジンハウス刊)
脚本:アサダアツシ、平林克理
撮影:小林高志(J.S.C)
編集:相良直一郎
美術:露木恵美子
劇中ごはん作り担当:辺銀暁峰、辺銀愛里
撮影協力:辺銀食堂
音楽:安川午朗
主題歌:「ヌチグスイ」歌・宮良牧子
挿入歌:「気のむくまま 〜featuring 宮良牧子〜」歌・Ko-hey
出演:小池栄子、ワン・チュアンイー、深水元基、山城智二(FEC)、吉田妙子

2012年/日本
日本公開日/2012年10月20日
カラー/ビスタ/ドルビーSRD/100分
配給:プレシディオ
(c)2012「ペンギン夫婦の作りかた」製作委員会


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ペンギン夫婦の作りかた(---)

story

 東京でフリーライターとして働く歩美(小池栄子)。同じく東京の出版社でカメ ラマンとして働く中国人のギョウコウ(ワン・チュアンイー)。2人は遠距離恋愛を経て5年前に晴れて国際結婚するが、ある日、彼が勤めていた出版社が倒産してしまう。

 ところが、そんな家計の「ピンチ!」を「ラッキー!」と捉えるポジティブな性格の歩美は、気晴らしに石垣島旅行を提案する。石垣島に降り立った2人は、どこまでも続く青い空と青い海と美味しすぎる料理に魅了され、なんとそのまま石垣島に移住することを決めてしまうのだった。

 歩美は料理店で働き、ギョウコウはウコン畑で働き、ゆっくりと楽しみながら新しい土地での生活をスタートさせる。もともと料理好きの2人は、あるイベントをきっかけに石垣島の食材を使ったまったく新しいラー油を作ろうと思い立ち、島唐辛子、ピパーチ、ウコンなど石垣島の食材にこだわった「石垣島ラー油」を誕生させる。

 石垣島での生活に慣れ、ラー油も順調に売れるようになった頃、ギョウコウは本当の意味で歩美と夫婦になりたいという想いから、中国から日本へ国籍を移すため帰化申請をすることを決断する。果たして法務局での面接をクリアして2人は同じ苗字を持つ夫婦になることはできるのか?

●アジコのおすすめポイント:

食べるラー油ブームの火付け役となった「石垣島ラー油」の誕生秘話を映画化。石垣島に移住して辺銀食堂を営む辺銀暁峰さんと辺銀愛里さんの「ペンギン」という名前に込めた夫婦愛を、おいしいタッチで描いた作品です。国際結婚の夫婦役を自然体で演じるのは、小池栄子とワン・チュアンイー。台湾ドラマで活躍するワン・チュアンイーが、日本映画にしっくりと溶け込み、明るく元気な小池栄子との息もぴったり。これは、うれしい驚きでした。本物の辺銀夫妻による料理の数々も魅力的で、食べるシーンがたくさん。映画を観たら、きっと沖縄料理が食べたくなりますよ。映画のおかげで、貴重な石ラーも入手しやすくなったかも?


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