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トリプルタップ

監督:イー・トンシン(デレク・イー)
脚本:チュン・ティンナム、ラウ・ホーリョン
撮影:プン・イウミン(HKSC)
編集:コン・チーリョン(HKSE)
アクション監督:チン・ガーロッ
美術:マン・リムチュン
音楽:ピーター・カム
出演:ルイス・クー、ダニエル・ウー、シャーリーン・チョイ、リー・ビンビン、チャップマン・トー、アレックス・フォン、ラム・シュー、アンドリュー・リン、マイケル・ウォン


2010年/香港
日本公開日/2013年1月12日
カラー/スコープサイズ/ドルビー/HD上映/118分/広東語
配給:アクセスエー
(c)2010 Emperor Classic Films Company LImited.
Bona Entertainment Company Limited

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トリプルタップ(鎗王之王/Triple Tap)

story

 IPSC射撃大会で、チョン警部(ダニエル・ウー)は初めてクワン(ルイス・クー)と知り合う。二人は優勝を競うが、チャンピオンになったのは、最後の的を唯一、トリプルタップ(連射した3発の銃弾を同じ場所に命中させること)で仕留めたクワンだった。

 大会からの帰り道、クワンは高速道路で強盗団が現金輸送車を襲うところに遭遇する。輸送車が運んでいたのは、4億ドルの債権が入ったカバン。駆けつけた白バイの交通警官が射たれ、慌てたクワンは大会用の銃で強盗団の3人を射殺するが、1人を取り逃してしまう。

 警察に通報したクワンだったが、競技銃で犯人を射殺したことで逮捕され、留置所に入れられる。事件を担当することになったのは、射撃大会で2位となったチョン警部だった。彼は同じ射撃の名手として、クワンに親近感を抱いていた。世間はクワンを英雄として支持し、裁判で無罪となる。

 だが、チョン警部は強盗団が襲った4億ドルの債権の行方と、投資会社マネージャーであるクワンに、ある疑問を持ち始める…。

●アジコのおすすめポイント:

かつて、レスリー・チャンが殺人に魅了された射撃チャンピオンを演じた『ダブルタップ』。約10年を経て、当時製作を担当したイー・トンシン監督が自らメガホンをとったのが本作。同じ場所に3発の銃弾を連射し、命中させるという、極めて高度なテクニックを持つ射撃の名手と、そのライバルとなる刑事を主人公に、ある強盗事件の顛末を描きます。射撃の名手の深層心理に、人間関係や社会的な背景を絡ませたドラマになっているところが今風。主演はルイス・クーとダニエル・ウー。共演が多い二人ですが、役柄にきちっと馴染んでいるところはさすが。『ダブルタップ』で刑事役だったアレックス・フォンも、伝説の先輩刑事として特別出演しています。

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