ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝
(龍門飛甲/Flying Swords of Dragon Gate)
story
権力者による弾圧や不正が横行する明代の中国。皇帝の子を身籠もった官女スー(メイヴィス・ファン)が都から逃げ出し、女侠客リン(ジョウ・シュン)に救われる。スーは冷酷非情な宦官ユー(チェン・クン)に命を狙われていた。一方、世直しのために打倒ユーを誓った孤高の義士ジャオ(ジェット・リー)は、船上でユーと一戦を交えるが、勝負は持ち越しとなる。
リンとスーは、砂漠にぽつんと建つ宿屋「龍門」にたどり着く。宿屋は、王女チャン(グイ・ルンメイ)率いる遊牧民族の盗賊団が陣取っていた。そこにユーが送り込んだ先遣隊がやってきて、盗賊団と一触即発となる。そこへやって来た女剣客グー(リー・ユーチュン)と情報屋フォン(チェン・クン/2役)も、盗賊団に合流する。
宿屋の地下に広がる空間に潜んでいたリンとスーが、盗賊団に発見される。リンが闘っている時、ジャオが颯爽と現れた。それは3年ぶりの再会だった。実はリンはかつて「龍門」の女主人だったが、ある事件をきっかけにジャオに恋心を抱き、宿屋に火を放って彼を捜し求める旅に出たのだ。
ジャオはユーに対抗するため、盗賊団と手を組む。翌日、ユーが本隊を率いて宿屋に到着するが、ユーと瓜ふたつのフォンに惑わされた一味は、ジャオの思惑通りに同士討ちを始める。敵の混乱に乗じてジャオは盗賊団を指揮し、一斉攻撃を開始。両陣営は壮絶な全面戦争を繰り広げていく。
そのとき、砂漠の大地に巨大な竜巻が発生。ジャオとユーは、荒れ狂う暴風の真っ直中で秘術の限りを尽くして闘うのだが…。
●アジコのおすすめポイント:
ツイ・ハーク監督が大陸資本と豪華キャストで3Dに挑戦!かつて製作した『ドラゴン・イン』(キン・フー監督の『残酷ドラゴン・血斗龍門の宿』リメイク)の後日談を、遊び心満載で作り上げました。主演のジェット・リーはもとより、ジョウ・シュン、グイ・ルンメイ、リー・ユーチュン、メイヴィス・ファンら女優陣の凛々しいこと! しかし、一番の見どころは、冷血無比でとんでもなく強い宦官を演じた真っ白なチェン・クンと、強くはないけどお調子者で機転のきく従者を演じたノーマルなチェン・クンの演技でしょう。前作で宦官を演じたドニー・イェンも凄く強くて恐かったけど、チェン・クンも負けてません。善と悪、対照的な役柄を見事に演じ分けており、ファンは必見。ちなみに、注目の3D映像は『アバター』のスタッフが手がけています。
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