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ヨンガシ 変種増殖

監督:パク・チョンウ
脚本:パク・チョンウ
撮影:キ・セフン
編集:パク・コクチ
音楽:チョ・ヨンウク
出演:キム・ミョンミン、ムン・ジョンヒ、キム・ドンワン、イ・ハニ

2012年/韓国
日本公開日/2013年3月2日
カラー/デジタル上映/109分
配給:ツイン
(c)2012 CJ E&M Corporation
*韓国映画セレクション2013春

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ヨンガシ 変種増殖(ヨンガシ/The Virus)

story

 一時は順調な人生を歩んでいた元大学教授のジェヒョク(キム・ミョンミン)は、つい欲を出して始めた株で大損をしてしまい、今は三流の製薬会社で営業をしていた。仕事人間の彼は家族を顧みず、日々夜中まで接待や営業に明け暮れる日々。株に誘った弟で刑事のチェピル(キム・ドンワン)とは半ば絶交状態だ。

 そんなある日、地方の川辺で死因不明の水死体が次々と発見され、ジェピルも捜査に乗り出す。遺体には共通の特徴があった。川の水質を調べるためにジェピルは被害の出た地方にでかけ、遺体があった川の中に奇妙なものを見つける。その間にも被害者は全国に広がっていた。

 国中がパニックとなる中、研究者が「突然変異したヨンガシ(ハリガネムシ)が人間に寄生し、人々を死に至らしめている」と発表。通常は昆虫に寄生するヨンガシが、水を媒介に人体に寄生して成長し、体内から出る時期になると、人々は猛烈な渇きを覚えて水辺に殺到し、溺死するのだった。

 死者が爆発的に増えることを予想した政府は、緊急対策本部を設置。特効薬ができるまで、発症した人々を隔離する。そして、休暇で渓谷へ遊びに行ったジェヒョクの妻ギョンスン(ムン・ジョンヒ)や子どもたちも発症してしまう。その頃、ジェヒョクが勤めている製薬会社で作っていたある薬が効くという噂が流れ、チェピルは陰謀の疑いを抱く。

●アジコのおすすめポイント:

昨年、韓国で大ヒットした感染パニック・ムービー。 突然変異による寄生虫ヨンガシ(ハリガネムシ)の増殖感染ということで、ハリガネムシという名前から痛いイメージがしますが、見た目は普通の線虫。ただし、これが体内で成長し、巨大化していくというのが恐怖です。そして、この異常事態の裏には、大統領をも巻き込むある陰謀が…。家族の為に奔走する主人公を演じるのは、「ベートーベン・ウィルス 愛と情熱のシンフォニー」『私の愛、私のそばに』『朝鮮名探偵 トリカブトの秘密』と様々な役を演じ分けるカメレオン俳優、キム・ミョンミン。本作でも、元教授で研究員のエリートから営業マンに転落した男が、家族の危機を救うため無謀な行動に出る男を熱演しています。8年ぶりの映画出演となったキム・ドンワンにもご注目を。

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