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僕の妻のすべて

監督:ミン・ギュドン
脚本:ミン・ギュドン、ホ・ソンエ
撮影:キム・ドンヨン
美術:チョン・ギョンラン 音楽:キム・ジュンソン
出演:イム・スジョン、イ・ソンギュン、リュ・スンリョン、イ・グァンス、キム・ジヨン

2012年/韓国
日本公開日/2013年3月2日
カラー/デジタル上映/121分
配給:ツイン
(c)2012 United Pictures & Sovik Venture Capital
2012年 青龍映画賞
主演女優賞(イム・スジョン)/助演男優賞(リュ・スンリョン)
*韓国映画セレクション2013春

p2

僕の妻のすべて(All About My Wife)

story

 韓国を離れて滞在していた名古屋で出会い、地震がきっかけで電撃的な恋に落ちたドゥヒョン(イ・ソンギュン)とジョンイン(イム・スジョン)。美人で料理の腕もピカイチのジョンインにメロメロとなったドゥヒョンは、帰国後も交際を続けてゴールインを果たす。

 7年後、二人はドゥヒョンが設計した家で優雅な生活を送っていたが、帰宅したその時からジョンインの毒舌が始まり、手作りの豪華な夕食の間もずっと、ドゥヒョンはジョンインの機関銃トークを聞かされる毎日。ジョンインの「真の姿」に気づいたドゥヒョンは、離婚を願うようになる。

 地方へ転勤が決まった同僚を説得して、自分が単身赴任をすることにしたドゥヒョン。住む家も見つかり、ジョンインから離れて自由を満喫するつもりだったが、到着してみると、なんとジョンインが手料理を作って待っていた。彼女も内緒で着いて来ていたのだ。

 そんなある日、女性がひっきりなしに訪れる隣人のソンギ(リュ・スンリョン)が「伝説のカサノバ」と知ったドゥヒョンは、密かにジョンインを誘惑して欲しいと依頼する。一方、ドゥヒョンの友人がいるラジオ局で働き始めたジョンインは、毒舌がリスナーに受けて一躍人気者となる。

●アジコのおすすめポイント:

芸達者な人気俳優3人による三角関係を描いた、愉快なラブコメディです。監督は『アンティーク/西洋骨董洋菓子店』
のミン・ギュドン。日本滞在中に知り合った二人ゆえ、日本語で会話したりする場面も出て来ます。グルメで料理上手で美人な彼女が、なぜとんでもない毒舌妻になってしまったのか? そんな妻と別れたくても切り出せず、伝説のカサノバに誘惑させようとする夫。引退前の最後の仕事として引き受けたものの、本気になってしまった男。さて、3人の愛の結末は…。『愛してる、愛してない』(3/16より公開)で離婚する夫婦の微妙な心理を演じているイム・スジョンですが、本作では夫が好きでたまらない妻を威勢よく演じ、爽快感もあります。彼女が作るご馳走の数々も見どころです。

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