| 恋は命がけ（不気味な恋愛/Spellbound）
story
ストリートで平凡なマジックを披露して暮らしていたマジシャンのマ・ジョグ（イ・ミンギ）は、観客の中にとてつもなく不気味な雰囲気を醸し出す女性ヨリ（ソン・イェジン）を発見。その姿にインスピレーションを受けたジョグは、彼女の後をつけて交渉し、ヨリと一緒にお祓いマジックショーを始めて大成功する。
しかし、一緒に仕事を始めて1年になっても、ヨリはジョグや仲間のピルドン（パク・チョルミン）たちに心を開かず、飲みに誘っても断ってばかり。その正体はつかめぬままだった。ついにジョグは、強引にヨリを飲み会に参加させる。ところが、彼女はかなり酒ぐせが悪く、酔った勢いでジョグのシャツを破いてしまう。
広い家に一人で住んでいるヨリ。実は彼女は高校時代、事故で死にかけた経験があり、それ以来、霊の姿が見えるようになっていた。そのせいで、ヨリの周りには死者の霊が度々姿を見せるので、家族はカナダに移住。友人とも携帯で連絡するだけの孤独な生活を送っていたのだ。
美人モデルの恋人ソヌ（ユン・ジミン）がいながらも、ヨリのことが気になり始めたジョグは、ひょんなことから彼女の家を訪れ、見知らぬ少年と遭遇。それがきっかけで、ヨリの事情を知ることになる。それでも二人は惹かれあうが、ヨリと付き合うには、さらなる恐怖が待ち受けていた…。
●アジコのおすすめポイント：
イ・ミンギとソン・イェジンというキュートな二人のロマンチック・ラブコメディですが、そこにホラーという要素が加わるのがミソ。ジャンルを超えた本作で監督デビューしたのは、脚本家として腕を磨いたファン・イノ。ホラーな部分は韓国映画の得意分野なだけに、結構こわいのですが、パク・チョルミン扮する同僚や、二人の恋を応援する友人たちの存在がユーモアと暖かさで包んでくれます。手作りジャムが冷蔵庫にいっぱいの人気マジシャンって、気になりますよね。そんな二人の恋の行方とゴーストたちとの対決ぶりを、お楽しみください。
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