ライジング・ドラゴン (十二生肖/Chinese Zodiac)
story
19世紀、ヨーロッパ軍の中国侵攻により、円明園から十二支のブロンズ像「十二生肖」が強奪された。そして現代、発見された数体のブロンズ像は美術品のオークションによって、高めに売買されていた。一方で、過去に略奪された国宝を元の国に返却するという運動も活発化していた。
そんな中、アンティーク・ディーラー大手のマックス・プロフィット社は、全てのブロンズ像を探し出しオークションに出品しようと計画。腕利きのトレジャーハンターJC(ジャッキー・チェン)を雇う。
高額の報酬に惹かれ依頼を承諾したJCは、メンバーのサイモン(クォン・サンウ)、デビッド(リアオ・ファン)、ボニー(チャン・ランシン)とともに、作戦を開始。それは世界各地で本物を探し出しながら、精巧に偽造されたイミテーションとすり替えるというものだった。
国宝返還運動家でもある古美術専門の学生ココ(ヤオ・シントン)を騙して、元富豪だったキャサリン(ローラ・ワイスベッカー)の城を訪れたJCたちは、目的の名画と共にブロンズ像の1つを発見。さらにキャサリンの祖父が、戦時中に強奪した「十二生肖」を船で運んでいたらしいとわかり、その船が沈没したと思われる場所を皆で訪れる。
海底ではなく洞窟で船の残骸を発見した一行は、見つかっていなかったブロンズ像と共に金貨の山も発見。だが、その洞窟のある島は、奇妙な海賊たちに支配されていた。彼らとの死闘のはて、なんとかブロンズ像を持ち出したJCたちを、さらなる強敵が待ち受ける…。
●アジコのおすすめポイント:
盗みのプロたちがチームで仕事をするトレジャーハンターという、これまでにないけどぴったりハマっている新たなジャッキーのアクション大作です。全編がジャッキー・アクション満載ですが、冒頭のロラーブレード・スーツのように新しいアクションにも挑戦。物語の面白さもさることながら、さらに進化するジャッキー・アクションが堪能できるところもファンにはたまりません。ああ…それなのに、これで最後なんですね。シリーズ化もできそうな物語だけに、もったいない。ジャッキーゆかりのスターたちがカメオ出演しており、どこで出てくるかも見どころ。そして最後は、妻のもとに戻るのですね。長い間、おつかれさまでした。
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