闇の帝王DON ベルリン強奪作戦(DON2)
story
アジア全域を支配する犯罪王ドン(シャー・ルク・カーン)は、ヨーロッパへの進出を計画していた。ところが、ドンの躍進を脅威に感じたヨーロッパのマフィアたちがドンの暗殺指令を発令。ドンはタイ奥地で、賞金欲しさに襲いかかる取引相手を返り討ちにする。だが、裏社会のドン包囲網は確実に狭まっていた。
一方、ドンに兄を殺されたインターポールの女性捜査官ロマ(プリヤンカー・チョプラ)は、上司のマリク(オーム・プリー)とともにドンを追い続けていた。そこへ突然、ドンが単身で現れ逮捕される。ドンは犯罪組織の情報提供と引き換えに、自分にかけられたすべての容疑を取り下げて欲しいと申し出るが、マリクは拒絶。ドンは死刑を宣告され、マレーシアの刑務所に送られる。
刑務所では、ドンを誰よりも恨んでいるかつての宿敵ワルダーン(ボーマン・イラニ)が、今度こそドンの命を奪おうと待ち構えていた。ところが、ドンの真の狙いは、刑務所に入ってワルダーンと接触することだった。ドンはワルダーンを脱獄させ、ベルリンにあるドイツ中央銀行の大金庫を襲う計画に引き入れようとしていたのだ。
首尾よく刑務所から脱出したドンとワルダーンは、ドイツ中央銀行の副総裁を脅して大金庫室のセキュリティ情報を聞き出す。ドンの狙いは、大金庫に保管されているユーロ紙幣の印刷原版だった。ドンは天才ハッカーのサミール(クナール・カプール)や暗殺集団まで味方につけて、即席の強奪チームを編成する。
●アジコのおすすめポイント:
かつてアミターブ・バッチャン主演でヒットした作品のリメイク『DON 過去を消された男』の続編です。監督は『チャンスをつかめ!』(09年の東京国際映画祭で上映)で主演を演じたファルハーン・アクタル。前作がスーパーヒットしたにもかかわらず、俳優業が忙しくなってしまったため、5年ぶりの続編撮影になったのだとか。とはいっても、本作は単独作品として楽しめるストーリー展開となっています。自ら刑務所に入って脱獄。即席チームを作って不可能と思われる金庫破りに挑戦し、インターポールをも巻き込んだ作戦で、痛快なラストへと着地。ベルリン・ロケが実現したのは、ドイツでも人気者が高いシャー・ルクのおかげ。変幻自在なドンが、リティク・ローシャンとなってプリヤンカーを魅了するところも見どころです。
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