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私は王である!

監督:チャン・ギュソン
脚本:ファン・ソング
撮影:キム・ドンチョン
照明:パク・セムン
編集:シン・ミンキュン 音楽:キム・ジュンソク
出演:チュ・ジフン、イ・ハニ、イム・ウォニ、キム・スロ、キム・ソヒョン

2012年/韓国
日本公開日/2013年5月11日
カラー/シネマスコープ/ドルビーデジタル(SRD)/120分
配給:ポニー・キャニオン
(c)2012 Lotte Entertainment



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私は王である!
(私は王である/I am the King)

story

 1418年。国王の太宗(パク・ヨンギュ)は、王位継承者である長男・譲寧の度重なる問題行為を見かねて廃位し、代わりに三男の忠寧(チュ・ジフン)を王位後継者に任命した。太宗は強硬に反対する大臣らを排除して決定を押し進めるが、実は忠寧自身も即位に反対だった。

 忠寧は、毎日読書に耽り、博識ではあるが、護衛たちに身の回りの世話をさせて、自分一人では何も出来ない温室育ちの王子。王位に就くことなど夢にも見ていなかった。 国王になりたくない忠寧は、ある夜こっそり宮殿から逃亡しようとする。

 宮殿の壁を越えた瞬間、忠寧は若い男にぶつかる。彼の名はドクチル(チュ・ジフン二役)。腕はたつが教養はない貧しい青年だ。そして、あろうことか忠寧と瓜二つだったが、忠寧は全く気付かぬまま互いの服を交換し、失神しているドクチルを置き去りにして逃走する。

 護衛のヘグ(イム・ウォニ)とファング(キム・スロ)は、道端でドクチルを発見。忠寧と思って、宮殿に連れ帰る。ドクチルの体を調べて偽者だと気づき、大騒ぎになるが、ヘグは本物の忠寧を捜しに宮殿を離れ、ファングはドクチルに忠寧の代役をさせることに。一方、忠寧はドクチルと間違えられ、数々の試練に遭遇する…。

●アジコのおすすめポイント:

兵役を終えたチュ・ジフンの復帰作です。名君として知られる世宗大王が王位に就く前の物語を、アメリカの児童文学「王子と乞食」の要素を取り入れて描かれています。そっくりな王と賎民が入れ替わる設定は『王になった男』とも似ていますが、こちらは王様が主人公。王になりたくなかった軟弱な王子が、世間の荒波にもまれて開眼し、王として成長していくところがポイント。賎民役ではラブストーリーも盛り込まれており、この二つの役所をチュ・ジフンがきっちりと演じ分けています。笑いと感動のあるコメディで定評のあるチャン・ギュソン監督にとっても5年ぶりの復帰作です。.


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