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アイ アム ブルース・リー

監督:ピート・マコーマック
製作総指揮:シャノン・リー
製作:デリク・マーレイ
撮影:イアン・カー
編集:トニー・ケント
音楽:ショーン・トザー
出演:リンダ・リー、シャノン・リー、コービー・ブライアント、ミッキー・ローク、ダン・イノサント、レジナルド・ハドソン、マニー・バッキャオ、ダナ・ホワイト

2012年/アメリカ
日本公開日/2013年6月22日
カラー/ワイドスクリーン/DTSステレオ/93分
配給:アンプラグド
(c)MMXII Network Films Two Inc.
2012年 カナダ・レオ・アワード
 ドキュメンタリー番組監督賞(ピート・マコーマック)
 ドキュメンタリー番組作曲賞(ショーン・トザー)
 ドキュメンタリー番組編集賞(トニー・ケント)

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アイ アム ブルース・リー(I am Bruce Lee)

story

 1973年7月20日香港。ブルース・リーは突然の死を迎えた。家族、友人、そして世界中のファンが嘆き悲しんだ瞬間だった。

 世界で最も有名なヒーローのひとり、ブルース・リー。誰にも真似できない、独創的で哲学的な彼の思想は、現代の哲学者、俳優、フィルムメーカー、ミュージシャン、そしてスポーツ選手の間でインスピレーションを刺激する存在として未だに語り継がれている。

 1964年アメリカ・ロングピーチでの国際大会。ブルースのデモンストレーションは群を抜いていた。片手の二本指のみでの腕立て伏せや、ワンインチ・パンチで会場の目を釘付けにしたことは、今でも語り継がれる伝説となっている。そしてこれが、ハリウッドプロデューサーの目にとまり俳優としてのキャリアを掴むことになる。

 1960年代にはまだまだアジア系俳優がハリウッド映画の主役につくことはなかった。ブルースはスティーブ・マックィーンやジェームズ・コバーンに格闘技の指導をする存在でありながらも、ハリウッドからは認められなかった。

 「生活は楽ではなかった」と語るのは妻のリンダ・リー。1966年から67年にかけてのTVシリーズ「グリーン・ホーネット」でカトー役を掴むものの、ブルース自身が脚本を書いた映画は途中で頓挫するなど、うまくいかない日々が続いた。香港に戻った1971年、ついに『ドラゴン危機一髪』が大ヒットし、それ以後2年間の間に3本半の作品に主演し、熱狂的な人気を得たのだった。

 挌闘家であり俳優でもあるブルース・リー。フェンシングのように相手の攻撃を裁つ、というジークンドーの創設者であり、キックボクシングにボクシングや拳法、空手、柔道などをも取り入れたブルース・リーの闘い方にこそ、世界最強の闘いを生み出すヒントがあった。マーシャル・アーツ界におけるブルース・リーの影響は計り知れない。

●アジコのおすすめポイント:

今もなお世界中の人々を魅了し続けるブルース・リーの没後40周年&『燃えよドラゴン』公開40周年を記念した「ブルース・リー祭り」の1本。先に公開される本作は、12年にアメリカのスパイクTVで放送されたドキュメンタリー。妻のリンダ・リーや娘のシャノン・リーといった家族や関係者、そして著名人ファンたちのインタビューに貴重な資料映像を贅沢に盛り込んだ内容で、同局史上最高の視聴率を記録しています。1959年に渡米してからの苦労談や妻との出会いと結婚、俳優としての再出発、そして71年に香港へ帰国した後の目覚ましい活躍、さらには様々な憶測が飛んだ死の真相まで、ファンならずとも興味深い内容です。人間ブルース・リーを知る貴重なドキュメンタリーをご堪能ください。尚、59年の渡米までの若き日々のストーリーを描いた『李小龍 マイブラザー』(アーリフ・リー主演)も続けて公開予定です。

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