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レジェンド・オブ・トレジャー 大武当 失われた七つの秘宝

監督:パトリック・レオン
脚本:チェン・ハン
撮影:トニー・チョン
編集:チョン・カーファイ
美術:クリス・ウォン
衣装:ワダ・エミ、マベル・クァン
アクション指導:コーリー・ユン
音楽:キン・ロー
出演:チウ・マンチェク、シュー・チャオ、ルイス・ファン、ヤン・ミー、デニス・トー、パウ・ヘイチン、ショーン・タム

2012年/香港・中国
日本公開日/2013年6月29日
カラー/シネマスコープ/ドルビーステレオ/100分
配給:キュリオスコープ
(c)2012 Mei Ah Entertainment Group Ltd.

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レジェンド・オブ・トレジャー
大武当 失われた七つの秘宝
(Wu Dang)

story

 1910年代の中国。アメリカからやって来たタン教授(チウ・マンチェク)と娘のニン(シュー・チャオ)は、少林寺と並ぶ中国武術の本山・武当山に向う途中、ある街に立ち寄る。タン教授が探していたものが見つかったのだ。

 娘を車に残して、仕立て屋の地下に降りたタン教授は、2000年前に失われたという「玄天の神剣」を見せられる。見つけたのは収集家のポール・チャン(ショーン・タム)だ。だが、剣は偽物だった。その替わり、剣を覆う木簡に隠されていた宝の地図を発見する。それによると、宝物は7つあるらしい。

 その頃、武当山に向う小型飛行機の中でも、祖先の神剣を探す天心(ヤン・ミー)が、武術大会の挑戦者から大会への招待状を奪い取っていた。彼女も宝の地図を持っており、神剣を含む7つの宝を探していたのだ。

 武当山へ行く途中、ニンはアヒルを助けたやさしい青年、水合一(ルイス・ファン)と出会う。水合一は病気の母(パウ・ヘイチン)と暮らしていた。武当山では、500年に一度の「天下第一」を決める武術大会が行われようとしていた。タン親子は道長の白龍(デニス・トー)たちに迎えられる。そして、武当山からの代表に選ばれたのは、水合一だった。

 タン教授は天心の正体に気づくが、利害が一致したため協力して宝を探すことにする。一方、大会に出場したニンと天心は勝ち進み、ニンは母親を看病して暮らす水合一と仲良くなっていく。しかし、ニンは不治の病にかかっていた…。

●アジコのおすすめポイント:

まるで、インディ・ジョーンズのような雰囲気のチウ・マンチェク扮する考古学者が、娘と中国へやって来るところから始まる冒険活劇。少林寺と並ぶ大本山・武当山(マクダルも通ってましたね!)を背景にした宝探しのカンフーアドベンチャーですが、見所は宝探しそのものよりも、宝を探す目的や秘められたドラマにあり。そして、ロマンスも。15歳になったシュー・チャオが武術大会でカンフーを披露し、さらに、純朴な青年道士を演じるルイス・ファンとの淡い恋も描かれます。一方『イップ・マン』シリーズで頭角を現した若手のデニス・トーが、ヒゲをたくわえた悪徳道長を迫力で演じ、かつてのドニー・イエンを彷佛とさせます。突っ込み所もあるけれど、最後まで素直に楽しめる作品です。


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