大英雄
(射[周鳥]英雄傅之東西成就/ The Eagles Shooting Heroes)
story
金輪国で謀反が起こる。歐陽峰(トニー・レオン)が王妃(ヴェロニカ・イップ)を誘惑して、国王を殺したのだ。第3王女(ブリジット・リン)は王印を持って逃走するが、歐陽峰は女占い師(マギー・チョン)から毒蜂をもらい、空飛ぶ靴を履いて彼女の跡を追う。
ところが、途中で靴が片方脱げ落ち、下を歩いていた道士・王重陽(ケニー・B)の頭に刺さってしまう。馬で通りがかった第3王女が介抱するが、王重陽は死亡。そこへ一番弟子の周伯通(カリーナ・ラウ)がやって来て、師匠を殺されたと誤解。3人の弟子たちと王女の跡を追っていく。
山で修行中の師匠に助けを求めた王女は、弟子の黄藥師(レスリー・チョン)を護衛につけ、丹霞山にある「九陰真經」を見つけて国を守るよう指示。王女に一目惚れした黄藥師は喜んでお供をするが、彼を慕っている妹弟子(ジョイ・ウォン)も跡を追う。
一方、妹弟子と婚約していた田舎武士の洪七(ジャッキー・チョン)は、彼女にふられて絶望し、崖から身を投げて自殺を謀る。そこへ、空飛ぶ靴の威力がなくなって落ちて来た歐陽峰と合流。二人は一緒に都へ向かう。
都に住む王女の婚約者、南帝の段(レオン・カーファイ)は、仙人になるため婚約を破棄しようとしていた。しかし、仙人になるためには、「真心の君」から「愛してる」と3回言われなければいけなかった。「真心の君」には、目印として身体に3つのアザがあるという…。
●アジコのおすすめポイント:
『楽園の瑕』の製作が長引いたため、ほぼ同じスタッフ&キャストにより、わずか8日間で完成させた旧正月映画。内容も『楽園の瑕』のパロディで、本作での配役は当初『楽園の瑕』で演じることになっていた役柄が反映されています。出演シーンが全部カットされてしまったジョイ・ウォンも、こちらでは健在。監督したのは、コメディ映画が得意なジェフ・ラウ。撮影もクリストファー・ドイルではなく、ピーター・パウとアンドリュー・ラウが担当。荒唐無稽なストーリーながら、ビッグスターたちが嬉々として演じているところも見どころです。酔っぱらったレスリーが、女装したレオン・カーファイをブリジット・リンと間違えて、二人で歌い踊る楽しいシーンもあり。ムカデを丸飲みするマギーやアヒルになるトニーなど、笑いのツボが満載です。主題歌を歌っているのは、歌神様のジャッキー・チョン。以前に北京語吹替え版でビデオリリースされていますが、今回はオリジナル広東語版での劇場初上映です。
▼公式サイト 閉じる
|