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寄生霊

監督:コ・ソクチン
脚本:キム・ユラ
撮影:ペク・トンヒョン
音楽:チェ・マンシク、キム・テウン、ソン・テヒョン
出演:ハン・ウンジョン、イ・ヒョンソク、パク・ソンミン、ヒョミン(T-ARA)、ノ・ミヌ、ペク・スリョン、キム・ジンソン

2011年/韓国
日本公開日/2013年9月21日
*韓国映画セレクション2013秋
カラー/シネマスコープ/92分
配給:エプコット
(c)2011 Lotte Entertainment
2011年 黄金撮影賞 人気女優賞(ハン・ウンジョン)

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寄生霊(寄生霊)

story

 夫を惨殺した妻が、自分も自らの足首を切断して死亡するという凄惨な事件が起こる。事件を目撃した幼い息子のビン(イ・ヒョンソク)は、ショックで施設に預けられるが、叔父のチャン・ファン(パク・ソンミン)の家族に引取られることになる。

 株の失敗で借金を抱えていたチャンは、家族に内緒で自宅を売って返済にあて、事件のあった兄の邸宅に家族で引越してくる。家族には、兄夫婦は事故死だったと嘘をついていた。妻のソニ(ハン・ウンジョン)は、心を閉ざしたビンを不憫に思いやさしく接するが、ソニの妹ユリン(ヒョミン)は、姉をビンにとられたように感じてしまう。

 一方で、事件の捜査にあたった刑事チョルウン(ノ・ミヌ)は、死亡した容疑者カヒ(ファン・ジヒョン)の母親で、行方不明になっている呪術師のクィオク(ペク・スリョン)を重要参考人として探していた。さらに、カヒの死因が大量出血ではなく心臓麻痺であることにも注目する。

 引越しの後、ソニとユリンは悪夢に悩まされていた。ソニは敷地の一角に、鍵で閉ざされた呪術小屋を見つけ、なにか秘密があるのではないかと疑う。また、ソニにだけ心を開いて来たビンは、ある夜ソニに「ギジンが狙っている」と心配そうに告げる。

 その後、急に明るくなったビンの周りで、ビンを苛めていた同級生たちがいなくなる事件が起こる。さらに、ビンに話を聞きにきた刑事チョルウンも行方不明に。ソニもユリンに殺意を抱いているビンを目撃し、疑惑を深めていく…。

●アジコのおすすめポイント:

「韓国映画セレクション2013秋」の2作目も、コ・ソクチン監督の長編デビュー作です。妊娠するため、呪術によってカメに閉じ込めた少年の怨念が復讐する!というサスペンス・ホラー。正直、ホラーは苦手なのですが、ノ・ミヌが出ているのでおそるおそる観賞。こわいシーンは目をそらしておりましたが、こわいもの好きな方には楽しめると思われます。気になるノ・ミヌは特別出演という形なので、出番は少ないですが、大事な役割を果たします。中心となるのは、黄金撮影賞で受賞しているハン・ウンジョンと、これが映画デビューとなったT-ARAのヒョミン。ノ・ミヌとはドラマ「僕の彼女は九尾狐」で共演しているヒョミンですが、来月の東京国際映画祭でも上映されることになった日本映画『ジンクス!!!』で主演を果たしており、注目です。そして、一番の主人公となる少年ビンを演じているのは、ドラマ「トンイ」でトンイの息子、後の英祖となる世子クムを演じていた快活なイ・ヒョンソク君。彼のかわいい風貌のおかげで、こわいのが苦手な方にもご覧いただけるかと思います。

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