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FLU 運命の36時間

監督:キム・ソンス
原案:チョン・ジェホ
脚本:イ・ユンジョン、キム・ソンス
撮影:イ・モゲ
編集:ナム・ナヨン
美術:パク・イルヒョン
VFX監修:リュ・ジェファン
特殊効果:Demolition Special Effects
音楽:キム・テスン
出演:チャン・ヒョク、スエ、パク・ミナ、ユ・ヘジン、マ・ドンソク、イ・ヒジュン、イ・サンヨブ、チャ・インピョ

2013年/韓国
日本公開日/2013年12月14日
カラー/シネスコ/5.1chサラウンド/121分
配給:CJ Entertainment Japan
(c)2013 CJ E&M Corporation.

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FLU 運命の36時間(風邪/FLU)

story

 2013年5月、ソウル近郊にあるプンダン地区に、船で密航した密入国者たちを乗せたトラックが侵入する。

 その頃、レスキュー隊員のカン・シグ(チャン・ヒョク)は、事故で車ごと宙吊りになった医師のキム・イネ(スエ)を救出。彼女に一目惚れするが、気の強いイネに相手にされず、逆に車ごと地下に落ちたカバンを拾って欲しいと彼女から頼まれてしまう。

 ビョンギ(イ・ヒジュン)と弟のビョンウ(イ・サンヨプ)は、密入国者たちを移動させるため、トラックに積まれたコンテナを開けた。ところが、中で病気に感染したらしく全員が死亡。一人だけ生き残った男を見つけて助けるが、サービスエリアで彼は逃走してしまう。

 さらにビョンウが咳き込みだし、薬局に寄るが、薬局の人々も次々とウイルスに感染。バスでも咳き込む人々が増え、謎の病気はあっという間に街中に広がっていく。それは、コンテナの中で突然変異した鳥インフルエンザだった。

 任務外にもかかわらず、イネのカバンを事故現場から取り戻したシグは、イネの娘ミル(パク・ミナ)と知り合う。イネの留守中、子猫にエサをやるため外に出たミルは、逃走中の密入国者モンサイと親しくなり、彼を助けようとシグを呼び出すが、モンサイは再び逃走する。

 その頃、ビョンウが病院で死亡。同じ症状の患者が病院に殺到し、パンデミックが始まろうとしていた…。

●アジコのおすすめポイント:

突然変異を起した鳥インフルエンザが猛威をふるうというパニック巨編です。その感染率の速さと致死率100%の恐怖が、ソウル近郊にある裕福な層の人々が住む街を襲います。隔離された人々を救うはずの市長や議員たちの醜い争い、世界を監視するアメリカの前に無力な大統領などなど、医者の忠告を無視する輩のパワーゲームも描かれ、ウィルスよりも人間のエゴの方が恐ろしいと感じてしまいます。街を救うことになるのは、娘のために大胆な行動に出た医者とその幼い娘。二人を守るレスキュー隊員。さて、実際にこんな状況が起ったら、人々はどんな行動をとるのか? とりあえず、マスクと除菌グッズは携帯しておいた方がいいようです。


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