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デリーに行こう!

監督:シャシャーント・シャー
原案:『デュー・デート
    〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜』
    (トッド・フィリップス監督)
脚本:アルシャード・サイード
撮影:ニコス・アンドリサトキス
編集:アシーム・スィンハー
出演:ラーラ・ダッタ、ヴィナイ・パタック、ナロッタム・バイン、ダディ R・パーンディー、ラーフル・スィン、アクシャイ・クマール(特別出演)、ヤーナー・グプター(特別出演)

2011年/インド
日本公開日/2014年2月15日
カラー/デジタル上映/120分
配給:Thati Media Corporation

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デリーに行こう!(Challo Dilli)

story

 ムンバイで投資会社を経営するキャリアウーマンのミヒカ(ラーラ・ダッタ)は潔癖性。出張でデリーへ行くことになり車で空港へ急ぐが、ラリーのせいで渋滞に。遅れて空港にたどり着くと、今度は飛行機に乗せてもらえず、やむなく格安飛行機で夫の待つデリーへ向かうことにする。

 機内で後ろの座席に座ったのは、渋滞の時、リキシャに乗っていた下品な男。空港の本屋で下着からお金を出していたマヌ(ヴィナイ・パタック)だった。彼はデリーで布地屋を営む陽気でおしゃべり好きな男。ミヒカはイヤホンで音楽を聴いてやり過ごし、飛行機は空港に到着する。

 ところが、機体トラブルで飛行機はジャイプールに着陸していた。ミヒカはタクシーでデリーへ行くことにするが、寝不足の運転手がなんと運転拒否。困っているミヒカに、マヌが運転手を脅して運転させ「俺も一緒に行く。途中でおろしてくれればいいから」と乗り込んできた。

 居眠りする運転手の代わりにマヌが運転していると、標識を見逃してデリーとは逆方向に。気づいた時には車が故障して、動かなくなってしまう。ヒッチハイクで運送トラックに乗せてもらった2人は、着いた町で食事をするが、何もかも噛み合わない。いつも「大丈夫。大したことはない」という大雑把なマヌに、ミヒカはいらいらがつのっていく。

 その夜、マヌにきつい言葉を浴びせたミヒカだったが、満天の星空を眺めて眠り、美しい朝の景色を眺めるうちに頑な心がほぐれ、仲直りをする。そして、らくだ車に相乗りして、駅まで向かうのだが…。

●アジコのおすすめポイント:

12年の第1回インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパンで上映され、好評だった作品です。デリーをめざす正反対な2人よるトラブルだらけのロードムービー。ベースとなっているのはロバート・ダウニー・Jr が主演した『デュー・デート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜』(10年)ですが、こちらは男女による珍道中。アクシデントだらけの旅とはいえ、様々な人々との出会いや新たな発見に心がほぐされるのも旅の醍醐味。「大丈夫。大したことはない」が口グセの彼の真意が明らかになるラストでは、思わずほろりとさせられます。そんな彼が住んでいるのはチャンドニー。アクション・スターのアクシャイ・クマールがおいしい役でゲスト出演しています。


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