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最後の晩餐

監督:オ・ギファン
脚本:オ・ギファン
撮影:キム・ヨンホ
編集:シン・ミンギュン
衣装:キム・シジン
音楽:イ・ジス
エンディング曲:「相愛有事」歌・シャン・ウェンジエ
出演:バイ・バイホー、エディ・ポン、ペース・ウー、ジアン・ジンフー、リン・メイシュウ、ユー・イェンカイ

2013年/中国・韓国
日本公開日/2014年3月1日
カラー/シネスコ/5.1chサラウンド/103分
配給:CJ Entertainment Japan

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最後の晩餐(分手合約/A Wedding Invitation)

story

 北京。高校生のホー・チャオチャオ(バイ・バイホー)は、一人で餃子だけの弁当を食べていた。そんな寂しげな彼女を、同級生のリー・シン(エディ・ポン)はずっと見つめていた。そしてある時から、自分が作った彩り豊かな弁当とチャオチャオの弁当を秘かにすり替えるようになる。やがて、2人は自然と言葉を交わし、恋人同士になっていった。

 食器デザイナーを目指すチャオチャオと、シェフを目指すリー・シン。幸せな日々が続いていたある日、リー・シンは意を決して行きつけのカフェでプロポーズをするが、答えは予想外のものだった。夢を叶えないままの結婚は嫌と、チャオチャオは勉強のため上海行きを宣言。2人は「5年後、お互いに独身なら結婚する」という別離契約を結ぶ。

 5年後。上海で食器デザイナーとして独立したチャオチャオは、北京で個展を開くことに。一方、北京のリー・シンは今や3つ星レストランのイケメンシェフとして人気料理バトル番組に出演するなど、すっかり有名人になっていた。チャオチャオはリー・シンとの再会を心待ちにするが、電話で伝えられたのは彼の結婚式への招待だった。

 落胆を隠し、自分にもパートナーがいると嘘をついたチャオチャオは、彼の働く高級ホテルで2人の思い出の料理、トマトとじゃがいもと干し筍のスープを注文する。そして、ついに5年ぶりの再会を果たすが、婚約者の美女ルイ(ペース・ウー)を紹介されてしまう。

 ウェディングドレスの試着にまで突き合わされたチャオチャオは、ゲイの親友マオマオ(ジアン・ジンフー)を呼び寄せ、リー・シンを奪還しようと画策するのだが…。

●アジコのおすすめポイント:

『ラスト・プレゼント』(01)でせつない夫婦愛を描いたオ・ギファン監督による中国映画の誕生です。孤独な少女が料理好きの少年と出会い、やがて2人は恋人同士に。一流のシェフと食器デザイナーをめざすため、彼女が申し出たのが5年間の「離別契約」。そして5年後、事態は想わぬ方向に…と、前半は軽いラブコメ・タッチで進行。美味しい料理の数々と共に、恋の行方が楽しめるのですが、後半はさらに事態が急展開。韓国スタイルの泣けるメロドラマへと移行していきます。そして、2人が出した結論は…。まるで「料理の鉄人」のようなお料理バトル番組が出て来るところもミソ。愛を調味料にして作った料理の数々も楽しめます。悲しいけれども、じんわりと心に沁みるラブストーリーです。


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