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監督:ホン・サンス
脚本:ホン・サンス
撮影:パク・ホンニョル
照明:イ・ウィヘン
編集:ハム・ソンウォン
音楽:キム・ミル
出演:チョン・ユミ、イ・ソンギュン、キム・サンジュン、チョン・ジェヨン、イェ・ジウォン、イ・ミヌ

2013年/韓国
日本公開日/2014年8月16日
カラー/ビスタ/5.1ch/88分
配給:ビターズ・エンド
2013年 ロカルノ国際映画祭 監督賞(ホン・サンス)


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ソニはご機嫌ななめ(Our Sunhi)

story

 大学卒業後、ずっと姿を消していたソニ(チョン・ユミ)は、アメリカ留学の推薦状をもらうため、チェ・ドンヒョン教授(キム・サンジュン)に会いにやって来る。自分に好意を持つ教授なら、きっと良い推薦状を書いてくれるだろうと期待したのだ。

 その後、ソニが大学近くのチキン屋で飲んでいると、ムンス(イ・ソンギュン)が通りかかり声をかける。映画監督のムンスはソニの元カレだった。ソニに未練いっぱいのムンスは、先輩のジェハク(チョン・ジェヨン)を飲み屋へ呼び出して、ソニへの思いをぶちまける。

 推薦状の内容に不服なソニは、ドンヒョンを食事に誘う。そして、推薦状を書き直してもらうことに。その後、ドンヒョンは後輩のジェハクを呼び出して、最近再会した女性の話を自慢気に話す。どうやら彼女に夢中なようだ。

 ソニがカフェでコーヒーを飲んでいると、ジェハクが通りかかる。ソニは声をかけ、彼と飲みに行く。酔っぱらって話をしている内に、いい雰囲気になり…。

●アジコのおすすめポイント:

アメリカ留学に人生の突破口を見い出そうとする自分探し中の女性と、そんな彼女に振り回され、惚れてしまう3人の男たちをユーモラスに綴った作品です。目的のためには手段を選ばず、感情のおもむくままに突っ走る女は、映画監督の3人にとってよほど魅力的なのでしょう。でも、そんな彼女への賛辞が、どれも受け売りというのがなんともはや。そんな一面的な物の見方の危険性を強調してみたという本作。韓国では小悪魔キャラのソニに共感が集まり、ホン・サンス監督作品史上最大のヒットになったそうです。初参戦のチョン・ジェヨンも頑張っています。


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