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監督:キム・ビョンウ
脚本:キム・ビョンウ
撮影:ピョン・ボンソン
照明:ソン・ヒョンソク
編集:キム・チャンギュ
美術:キム・シヨン
特殊効果:イ・ヒョンドン
アクション監督:キム・チョルチュン
音楽:イ・ジュノ(Casker)
出演:ハ・ジョンウ、イ・ギョンヨン、チョン・ヘジン、イ・デビッド、キム・ソジン、キム・ホンパ

2013年/韓国
日本公開日/2014年8月30日
カラー/ビスタサイズ/98分
字幕:
配給:ミッドシップ/ツイン
(c)2013 Lotte Entertainment
2013年 釜山映画評論家協会賞
 新人監督賞(キム・ビョンウ)/男優賞(ハ・ジョンウ)
2013年 青龍映画賞 新人監督賞(キム・ビョンウ)


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テロ,ライブ
(ザ・テロライブ/The Terror, Live)

story

 ユン・ヨンファ(ハ・ジョンウ)は、不祥事でテレビキャスターの座を失い、ラジオ局へ左遷された元人気ニュースキャスター。報道レポーターをしている妻イ・ジス(キム・ソジン)とも離婚したが、復縁を願っていた。

 午前9時31分、いつものように「ユン・ヨンファのデイリー・トピック」が始まり、リスナーとのやりとりで、建築作業員のパク・ノギュという男から電話が入る。税金のテーマに電気代の不平を話す彼を受け流し、次の電話と交代しようとするが、なぜか電話が切れず混線してしまう。

 CMをはさんでいる間、男は怒った様子で「橋に爆弾を仕掛けた。これから爆発する」と脅迫。ヨンファはいたずらと思って電話を切るが、その瞬間、爆発音がビルに響く。窓の外では近くの漢江にかかる麻浦大橋が爆破されていた。男との電話はまだつながっている。

 テロと確信したヨンファは、この大スクープをキャスター復帰のチャンスにするべく、警察に通報せず、彼を左遷させたチャ局長(イ・ギョンヨン)と水面下で取引。ラジオ番組を中断し、テレビカメラによる前代未聞の独占生中継が開始された。現場からは、ジスのレポートが中継されてきた。

 さらに、テロ犯はこの取引を盗聴していたかのように、21億7924万5000ウォンという出演料を要求。条件を飲まなければ、他局ですべてを話すと脅す。やむなく、指定口座に出演料が入金され、独占生放送に成功するが、犯人の真の目的は、大統領からの謝罪だった…。

●アジコのおすすめポイント:

ハ・ジョンウのファンにはたまらない、見事なスペクタクルスリラーが登場しました! それは、正体不明の男からの電話に始まり、爆弾テロによる脅迫と、それを利用しようとするテレビ局のエゴを巻き込み、すべてを覆すラストへと突っ走っていきます。監督は今年で34歳となる新鋭キム・ビョンウ。スピード感を重視して、ヨンファが選ばれた理由や犯人の行動計画など、説明的な場面はすべてカットしています。橋の爆発シーンもさることながら、後半の警察特殊部隊との攻防戦も迫力あり。そして、主人公が迎える衝撃のラスト。特撮とはいえ、こんなシーンを観たのは初めてです。ニュースキャスターという、これまでとは違った役柄に挑んだハ・ジョンウは、感情の振幅に緩急を付けたりと、観客に飽きられない工夫を凝らしています。


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