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監督:クァク・キョンテク
脚本:クァク・キョンテク、ハン・スンウン
撮影:ユン・ジュファン
照明:シン・サンヨル
編集:パク・シモン
美術:パク・ヨンチャン
音響:チャン・ヒュンス
音楽:チャン・ジノ
出演:ユ・オソン、キム・ウビン、チュ・ジンモ、チョン・ホビン、チャン・ヨンナム、キ・ジュボン、イ・チョルミン、イ・ジュニョク、ファン・ソンジュン

2013年/韓国
日本公開日/2014年9月6日
カラー/ビスタ/122分
字幕:本田恵子
配給:東京テアトル、日活
(c)2013 Lotte Entertainment

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チング 永遠の絆
(チング2/FRIEND:The Great Legacy)

story

 2010年。親友ドンス(チャン・ドンゴン)の死から17年。ジュンソク(ユ・オソン)が収監されている刑務所に、高校時代の女友達ヘジ(チャン・ヨンナム)が面会にやってくる。ジュンソクの組の若い連中と喧嘩して服役中の息子、ソンフン(キム・ウビン)を守って欲しいというのだ。27歳のソンフンは生意気だったが、ジュンソクは彼に目をかけ、面倒をみてやることにする。

 出所したジュンソクは、組織の車に迎えられて釜山に戻る。長い間に街並も変わり、組織の様子も一変。会長のヒョンドゥ(キ・ジュボン)が体調をくずしている間に、副会長で切れ者のウンギ(チョン・ホビン)が組織を牛耳っていた。さらに、ジュンソクの舎弟たちは排除され、ウンギは彼に海外でのんびり暮らすことを勧めてくる。

 ジュンソクはヒョンドゥを訪ねる。病ですっかり老け込んだ彼は、ジュンソクの父、チョルジュ(チュ・ジンモ)と暴れ回った若い頃を思い出す。1963年。それは、若きチョルジュがヒョンドゥらの助けを得て、日本のヤクザと対決。釜山の裏社会のトップに昇り詰めた輝かしい時代だった。

 ジュンソクはウンギとの対決を決意。出所してきたサンフンを呼び出してヤクザの道に誘い、彼が仕切る外部の若い勢力を味方につける。ジュンソクと父を知らず生きて来たソンフンは、次第に父子のような絆を築いていく。しかし、ソンフンの実の父親はドンスだった…。

●アジコのおすすめポイント:

2001年に韓国でチング・シンドロームを巻き起こした『友へ チング』の続編です。主人公はユ・オソン演じるジュンソク。そして、なんとドンスの忘れ形見が登場。キム・ウビン扮するサンフンの登場で、ヤクザの世界にも若者たちによる世代交代、新勢力による新しい時代の到来が示唆されます。ヒョンビンとT.O.Pのような魅力を合わせ持つキム・ウビンは、本作が2本目の映画作品ですが強い印象を残します。一方、ドラマ「シンイ」でのお茶目な悪役が記憶に新しいユ・オソンは、時代の変化を受け入れながらも過去を胸に秘めて生きる大人の男を渋く演じ、貫ろくを感じさせます。監督は前作と同じクァク・キョンテク。サンフン世代による続編も期待したいところです。


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