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監督:キム・テギュン
脚本:イ・ソンミン
撮影:チャン・ハンチョル
編集:チョイ・ジェギュン
美術:キム・ヒョノク
音楽:キム・テソン、チョン・ジフン
出演:チャン・ヒョク、チョ・ボア、ソン・ウソン、イ・ドア、チャン・ソギョン、ト・グァンウォン

2014年/韓国
日本公開日/2014年9月27日
カラー/118分
字幕:
配給:ファインフィルムズ
(c)2014 Invent Stone.

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愛の棘(棘/Innocent Thing)

story

 女子高で体育を教えるキム・ジュンギ(チャン・ヒョク)は女生徒たちの憧れの的だ。中でも、ヨンウン(チョ・ボア)は水泳の時間に高飛び込みの練習台から飛び降りたり、ドッジボールの授業でわざとボールにぶつかって医務室へ連れて行ってもらったり。「先生はヨンウンのもの」というメモをジュンギの背中に張り付けるほど積極的だった。

 一方、臨月が近い妻ソヨン(ソン・ウソン)と新居に越したばかりのジュンギは、肩身の狭い思いをしていた。ソヨンの家族は裕福で、新居を購入してくれたのも、ジュンギに学校を紹介したのも彼女の両親だった。唯一の楽しみは昔からやっているラグビーだが、妻は怪我の心配ばかりしていた。

 コンビニで偶然出会ったヨンウンは、イチゴミルクが大好きな子どもだが、ジュンギがラグビーをしていることを知っていた。彼女をラグビーの試合に連れて行った頃から、ジュンギはヨンウンのことが気になり始める。そして、ある雨の日、学校で雨宿りをしている間に、衝動的にふたりだけの秘密を持ってしまう。

 ところが、ヨンウンはジュンギとの思い出をネット日記で公開していた。日記は瞬く間に生徒や教師にも知れ渡る。ヨンウンが「創作だ」と答えて事なきを得たが、ジュンギはヨンウンを避けるようになっていった。するとヨンウンはソヨンに近づき、ジュンギの家庭の中に入ってきた…。

●アジコのおすすめポイント:

キム・テギュン監督とチャン・ヒョクが『火山高』以来、13年ぶりにタッグを組んだ最新作です。同じ高校が舞台でも、今度は女子高。しかも先生と生徒のラブ・サスペンス。高校教師と生徒の恋物語は、日本でもよく題材となりますが、一途な純愛も度が過ぎると危険という、無垢であるがゆえの毒を描いています。さらに、妻も負けてはおらず、後半はこの二人の女の闘いも見どころ。それぞれの妄想に取りつかれた二人の女と、その間で右往左往する男。さて、彼が守った女はどちらなのか? 男の本心はどこにあったのか? R15指定になるほどのセクシーシーンも多いのですが、チャン・ヒョクの泣きの演技も見どころです。チョ・ボアは本作が映画デビュー作。「馬医」で堂々とした未亡人を演じていましたが、まだ23歳だったんですね!


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