| ベイマックス（Big Hero 6）
story
美しい街サンフランソウキョウ。幼い頃に親を亡くした14歳の天才少年ヒロは、優しい兄タダシと共に、母親代わりの叔母キャスの家で暮らしている。ヒロが夢中になっているのは、違法なロボット・ファイトで自作ロボットを闘わせて賞金を稼ぐこと。危険が迫ったヒロを救い、才能の無駄使いを軌道修正してくれたのは、兄のタダシだった。
タダシが通うサンフランソウキョウ工科大学で、ヒロはユニークな仲間たちや、ロボット工学の第一人者、キャラハン教授と出会う。タダシが不思議なケア・ロボット、ベイマックスを開発していることも知る。ベイマックスはヒロの痛みを検知すると、すぐに手当てにやってきた。ヒロは皆の情熱に触れ、自分も大学で科学の夢を追求したいと思い始める。
大学に飛び級で入るには、キャラハン教授を納得させなくてはならない。ヒロはタダシや仲間たちの協力で驚異的な発明を成功させる。それは、ミニサイズのマイクロボットからなる集合体で、自由自在に形を変える無限の可能性を秘めた発明だった。大学の研究発表会でヒロの発明は驚嘆の嵐となり、キャラハン教授はヒロの入学を許可する。
しかし、喜びも束の間、研究会の会場から火の手があがり、キャラハン教授を助けようとタダシが飛び込んだ直後に大爆発。かけがえのない兄を失ったヒロは、悲しみのあまり心を閉ざし、大学にも行かず、部屋から出ようとしなくなる。その時、タダシの部屋に置いてあったロボットが起動する。ヒロの心の痛みを検知したベイマックスだ…。
●アジコのおすすめポイント：
アニメ大国日本への愛と敬意が凝縮されたディズニー最新作です。東京とサンフランシスコの街をミックスさせたというサンフランソウキョウには、どこかで見たような風景がずらり。風景だけでなく、東洋的な情緒が主人公に反映されており、悩んだり迷ったりしながら成長していく少年の姿が描かれます。大人にも、子どもにも共感できるストーリーなので、まさにこの冬、家族で観る映画に最適。ゴムでできた心優しいヒーロー、ベイマックスと5人の仲間たちの今後の活躍にも期待大です。兄のタダシはダニエル・ヘニーにイメージも似ており、ファンは必見。それにしても、マシュマロマンとトトロを足して2で割ったような、鈴顔のベイマックスに抱き着いてみたいものです。
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