タチャ 神の手
(タチャ 神の手/TAZZA: The Hidden Card)
story
ゴニ(前作の主人公)の実家に羽振りのいい男が訪ねて来る。ゴニに頼まれて金を届けに来たコ・グァンニョル(ユ・ヘジン)だ。ゴニの甥の少年テギル(チョン・ユンソク)に会ったグァンニョルは、気前のいい彼から要領よく小遣いをせびるテギルを見て「お前もタチャだな」と微笑む。
少年時代からトレカの勝負で腕をならし、今や花札賭博の達人となったテギル(T.O.P)は、博打仲間グァンチョル(キム・イングォン)の妹ミナ(シン・セギョン)に一目惚れ。しかし、ヤクザとの喧嘩が元で故郷を離れることになり、ミナにプロポーズして自分を待つように頼んでから旅立つ。
ソウルにやって来たテギルは、仲間のチャーリー(イ・ドンフィ)を頼り、江南の賭場クラブで外車の運転手を始める。さらに、社長(イ・ギョンヨン)から花札の才能と勝負運を見込まれたテギルは、勝負師として出世。客でセクシーなウ社長(イ・ハニ)とも付き合いはじめる。
ところが、クラブではウ社長をターゲットに30億ウォンを稼ぎ盗ろうとしていた。計画を知ったテギルは彼女を助けようとするが、すべては仕組まれた罠だった。テギルは、伝説の博打師チャン(クァク・ドウォン)と勝負することになり、そこで厚化粧をしたミナと遭遇。動揺して大負けし、すべてを失ってしまう。
しかし、あわやという時に現れたグァンニョルに救われ、反撃を開始するのだった…。
●アジコのおすすめポイント:
06年にチェ・ドンフン監督、チョ・スンウ主演で映画化された『タチャ イカサマ師』のその後のお話です。といっても、監督も主演も変わり、今回はチョ・スンウが演じたゴニの甥っこテギルのお話。血は争えず、彼にも天性の勝負運と度胸、手先の器用さが備わっており、花札の世界でのしあがっていきます。後半では前作からのキャラでユ・ヘジンとキム・ユンソクも登場。監督は『サニー 永遠の仲間たち』のカン・ヒョンチョル。見どころはなんといっても、T.O.Pの魅力が満載なところで、賭場でのしあがっていく爽快さもさることながら、恋には純粋で初恋の人への純情ぶりは胸キュンポイント。一方で大人の女に誘惑されてしまう一面も。T.O.Pの様々な魅力が詰まったファン必見の作品となっています。
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