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スペシャルID  特殊身分

監督:クラレンス・フォク
アクション監修:ドニー・イェン
脚本:シトー・カムイェン
撮影:ピーター・パウ
編集:チャン・カーファイ
美術:リム・リー
音楽:ドゥ・ポン
スタント・コーディネーター:谷垣健治、ヤン・ホア
 ジョン・サルヴィッティ
カー・スタント監督:ブルース・ロウ
出演:ドニー・イェン、アンディ・オン、ジン・ティエン、ロナルド・チェン、コリン・チョウ、テレンス・イン、パウ・ヘイチン、チャン・ハンユー、イン・チーガン、ケネス・ロー

2013年/香港・中国
日本公開日/2015年2月21日
カラー/スコープサイズ/ドルビー/99分
字幕:加藤正純
配給:彩プロ
(c)2013 Beijing Starlit Film and TV Culture Ltd. Co.

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スペシャルID 特殊身分
(特殊身[イ分]/Special ID)

story

 ロン(ドニー・イェン)は、縄張り争いで捕らえられた舎弟たちを救うため、敵対する組織の雀荘に乗り込んでいた。そこで、タイから来たヤクザのバオ(ケネス・ロー)と派手な乱闘を繰り広げたため、ボスのホン(コリン・チョウ)を怒らせてしまう。実はロンは潜入捜査官。喧嘩っ早いため、チャン警部(ロナルド・チェン)の命令で黒社会の大ボスであるホンの組織に入り込み、8年が過ぎていた。

 そこへ、ホンの部下クン(マク・チョンチン)が殺されるという事件が起こる。彼はかつてロンが義兄弟の契りを交わしたサニー(アンディ・オン)と組み、麻薬取引を行っていたのだが、クンは殺されブツは奪われていた。ホンはロンにサニーを探すよう命じる。一方、チャン警部もクン殺害と恐喝容疑から、ロンにサニー確保を命じる。

 ロンはサニーの潜伏先である広東省に赴き、表向きは黒社会の人間として行動しながら、「特殊身分」として中国警察と協力。女性刑事ジン(ジン・ティエン)と組んで捜査を始める。ロンはレストランで久しぶりにサニーと再会するが、別れ際に狙撃事件が起こり、ロンを疑ったサニーは手下と共にロンを襲撃する…。

●アジコのおすすめポイント:

まさにザッツ・ドニー・イェン!という感じの刑事アクションです。ストーリーも入り組んでいて面白いのですが、一番の見どころはなんといってもドニーのアクション、というよりも「喧嘩上等」がふさわしいガチな肉弾戦。接近戦で絡み合う、組手、絡め手、足技、頭突きなど拳と身体を使った闘いぶりは、まるでイップ・マンかレスリング、ボクシング…いや、総合格闘技。長年コンビを組んでいる谷垣健治率いる『るろうに剣心』チームがスタントに全面協力し、リアル・ファイトの世界を繰り広げています。監督は前作のラブ・ストーリー『在一起』でもドニーと組んだ、ベテランのクラレンス・フォク。女性刑事を演じるジン・ティエンは、歌手としてデビューし、ドラマや映画で頭角を表わしている注目の新人女優。3月に特集上映される『ゴッド・ギャンブラー/レジェンド』にも出演しています。


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