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第1話:怪獣くん(小龍頭)
監督・脚本・音楽:タオ・ドゥツェン
キャスト:ラン・シェンウェン、ヨウ・シャオウェイ
story:
小学生のシャオマオはいつも両親から「勉強しろ」と叱られてばかり。両親は可愛い弟には甘く、弟は奔放に育っていた。学校でもいじめられているシャオマオの心の友は怪獣だけだった。ある日、家族でジン叔母さんの家を訪れたシャオマオは、お絵描きをしながら従姉妹のシャオフェンと心を通わせる…。
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第3話:跳ねる蛙(跳蛙)
監督・脚本:クー・イーチェン
キャスト:リー・グォシュウ
story:大学生のシャオパンことドゥ・スーリェンは、去年負けた留学生との親善試合で名誉挽回をしたいが、企画は却下されていた。友人や委員会を説得してなんとか企画を通すが、シャオパンは代表選手に選ばれない。ところが当日、選手の怪我で自分が出場することに。大奮闘するシャオパンを憧れの彼女も見ていた…。
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第4話:名を名乗れ(報上名來)
監督・脚本:チャン・イー 音楽:クリストファー・ドイル
編集:リャン・チンソン 録音:トゥ・ドゥーチ
キャスト:シルヴィア・チャン、リー・リーチュン
story:引越しの荷物が片づかないまま、初出勤日を迎えたズーフェン。寝起きの夫は裸のまま新聞を取りに出て締め出される。やむなく公衆電話で妻に電話するが、IDカードを忘れた妻も出社できないでいた。夫は自力で部屋に入ろうと悪戦苦闘するのだが…。
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●アジコのおすすめポイント:
エドワード・ヤン監督の監督デビュー作となった記念すべき作品です。台湾ニューシネマで台頭してきた若手監督たち4人によるオムニバス作品で、60年代から80年代の台湾を背景に、子ども時代から青年時代までのエピソードが4つの個性で描かれています。ヤン監督の第2話では、思春期に差しかかった少女の微妙な心と身体の変化が、60年代当時の世相と共に描かれます。俳優としても活躍するクー・イーチェン監督による第3話もユニーク。自分の生き方を貫きたい大学生を、同じ演劇系俳優の相島一之にちょっと似ているリー・グォシュウ(李國修)が生き生きと演じ、爽快なラストが印象に残ります。
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