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いつか、また

監督:ハン・ハン
脚本:ハン・ハン、チャン・ユエ
撮影:リアオ・ニー
編集:シャオ・ヤン
美術:リウ・ウェイシン、ホアン・ユーナン、リウ・ジュン
音楽:小林武史
主題歌:「平凡之路」歌/プー・シュー
出演:ウィリアム・フォン、チェン・ボーリン、ウォレス・チョン、ジョー・チェン、ワン・ルオダン、ユアン・チュアン、ジャ・ジャンクー、ガオ・ホアヤン

2014年/中国
日本公開日/2015年4月11日
カラー/104分/北京語
配給:ファインフィルムズ
(c)2014 Laurel Films Company Limited
2014年 台湾金馬奨 オリジナル楽曲賞
 (「平凡之路」作詞/ハン・ハン、作曲・歌/プー・シュー)
2015年 大阪アジアン映画祭 ABC賞


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いつか、また(後会無期/The Continent)

story

 中国最東端にある小島、東極島。フーション(ガオ・ホアヤン)とハオハン(ウィリアム・フォン)、ジャン・ホー(チェン・ボーリン)の3人は、立ち退き政策で島を出る最後の3人だった。彼らはハオハンの車に乗り、西部の学校に赴任するジャン・ホーを送るついでに、幼なじみや文通相手を訪ねる、東から西への横断旅行に出発する。

 最初に会ったのは、都会に出て女優の卵をしているチョウ・モウ(ジョー・チェン)だ。ハオハンの家の隣に住んでいた元カノで、まだ代役や端役しか演じていないが、夢を抱いて頑張っていた。彼女と別れた3人は、ジャン・ホーが見つけた安宿へ向かう。

 ファミリールームのつもりで予約した部屋はひどい有様だった。ジャン・ホーはコールガールの名刺を見つけ、写真の女に惹かれる。ところが、ハオハンがトイレに入っている間、その女スーミー(ワン・ルオダン)が部屋に現れる。彼女と話していた時、今度は警察がドアを叩き始めた。

 ジャン・ホーはとっさにスーミーを守るため、ハオハンにも声をかけて窓から逃げ出し、車で逃走。外にいたフーションは置き去りにされてしまう。しかし、警察を装っていたスーミーの叔父(ジャ・ジャンクー)たちが車で追いかけて来た。彼らは詐欺グループだったのだ。

●アジコのおすすめポイント:

若者に絶大な人気を誇る中国の若手小説家ハン・ハンの監督デビュー作です。脚本もハン・ハンによる書き下ろし。主演はドラマ「蘭陵王」でブレイクしたウィリアム・フォンと、台湾のチェン・ボーリン。広大な中国大陸を東の果てから西の果てまで車で移動するロードムービーとなっており、ジョー・チェン、ワン・ルオダン(ジャ・ジャンクー監督の名演付!)に続いて、ユアン・チュアン、ウォレス・チョン+1匹との出会いが、ふたりの生き方に影響を及ぼしていきます。新たな世界への旅立ちを衛星ボイジャーに託した展開はユニーク。彼らの未来を見届けてください。


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