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コンフェッション  友の告白

監督:イ・ドユン
脚本:イ・ドユン
撮影:ユ・オク
照明:ペ・イリョク
編集:スティーブ・M・コー
美術:イ・ボンファン、ヨン・ジウォン
衣装:キム・ソヨン
音楽:チャン・ヨンギュ
出演:チソン、チュ・ジフン、イ・グァンス、チョン・ジユン、ファン・チェウォン、イ・フィヒャン、キ・グクソ、チュ・ジノ、Jay(大國男児)、ペク・スンファン、ハム・ソンミン、チェ・ビョンモ、リ・ミン

2014年/韓国
日本公開日/2015年8月1日
カラー/114分
字幕:李英愛
配給:ツイン
(c)2014 Opus Pictures.

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コンフェッション 友の告白
(良い友達/Confession)

story

 中学生活最後の日。お調子者のインチョル(Jay)、しっかり者のヒョンテ(ペク・スンファン)、ちょっぴりドジなミンス(ハム・ソンミン)は、卒業式をさぼって卒業登山へ繰り出すが、山頂で記念撮影をしていた時、ミンスが足を滑らせて転落。重傷を負ってしまう。

 雪の中、3人は山小屋に避難するが、意識を失ったミンスと凍傷寸前のヒョンテを助けるため、インチョルは一人で下山。不安にかられたヒョンテが小屋を離れ、死を覚悟した時に、インチョルが救助隊とやって来て、全員助かる。

 あれから17年。世渡り上手のインチョル(チュ・ジフン)は保険のセールスで高給を稼ぎ、真面目で正義感の強いヒョンテ(チソン)は消防士に。親を亡くしたミンス(イ・グァンス)は家業を継いで、整備の仕事をしている。境遇は違えど、3人は今も兄弟のような仲。家庭を気づいたヒョンテの家によく集まり、皆で幸せな一時を過ごしていた。

 ヒョンテはゲーム賭博店を営んでいる両親を疎んじていたが、ヒョンテの母キム(イ・フィヒャン)はインチョルに目をかけており、火災保険契約を結ぶ。夫が病気な上、経営難で借金を抱え「誰かが放火でもしてくれたら、保険金で隠居できるのに…」と嘆くキムに、インチョルは一計を案じる。

 「俺たちが店を襲おう」インチョルはミンスに声をかけた。キムおばさんには多額の保険金が入るし、廃業して堅気になればヒョンテとも和解できる。生活に困るミンスにも分け前をあげられる。うまくいけば、皆が幸せになるはずだった。ところが…。

●アジコのおすすめポイント:

短編映画で高い評価を得ている新鋭イ・ドユン監督のオリジナル脚本による長編デビュー作です。主演に3人の芸達者なスター俳優を揃え、見応えのある作品に仕上がっています。それは、よくある友情ものとも、犯罪ものとも違う、深い人間ドラマ。3人の個性が異なる男たちの心理劇と言ってもよいでしょう。よかれと思ってしたことが裏目に出て、思いがけない方向へとずぶずぶ転がっていく様は辛くせつなく、どうなることかとハラハラしながらも、それぞれの思いに胸が痛みます。中でも、10キロも増量して演技に挑んだチュ・ジフンは、王子様的アイドルからすっかり脱却し、演技派俳優として大きく成長。またドラマでのコミカルなイメージが強かったイ・グァンスのシリアスな演技も新鮮で泣かせます。そして、ずっと抑えた演技を見せていたチソンのラストシーンは最大の見どころ。告白とは一体何なのか? あの時、何があったのか? 最後までじっくりご覧ください。


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