マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章
(The Second Best Exotic Marigold Hotel)
story
マリーゴールド・ホテルの若きオーナー、ソニー(デヴ・パテル)は、初めてのアメリカ出張にでかける。事業拡大のため、投資会社の社長タイ・バーリー(デヴィッド・ストラザーン)からなんとか融資をとりつけようと焦るソニー。一方、共同マネージャーのミュリエル(マギー・スミス)は出されたティーバッグの紅茶にクレーム。バーリーは率直なミュリエルが気に入り、ソニーの話にも耳を傾ける。
長期滞在型のマリーゴールド・ホテルでは、新しい仕事や出会いを見つけることができる。また夜中に亡くなった人がいないか、毎朝点呼するシステムも人気だ。ソニーはそのノウハウを駆使して、売りに出たシュープリーム・クオリティ・ホテルを買取り、マリーゴールド・ホテル新館にしようとしていた。興味を示したバーリーは、最後の試験として身分を伏せた鑑定人を送り込む。
イギリスからやって来たミュリエルたちは、今やすっかりホテルでの暮らしを楽しんでいる。イヴリン(ジュディ・デンチ)は生地のバイヤーとなり、ダグラス(ビル・ナイ)は観光ガイドをやっているが、二人の関係は以前のままだった。ノーマン(ロナルド・ピックアップ)はキャロル(ダイアナ・ハードキャッスル)の浮気疑惑に悩み、マッジ(セリア・イムリー)は裕福な男性二人の間で揺れていた。
ソニーが帰国すると、予約なしの客が二人訪れる。母親の代理で下見に来たというラヴィアニ・ビーチ(タムシン・グレイグ)と、小説を書きに来たガイ・チェンバース(リチャード・ギア)だ。ソニーはガイが鑑定人だと決めつける。ところが、改装中のシュープリーム・クオリティ・ホテルを、婚約者スナイナ(テーナ・テサイー)の兄クシャル(シャザド・ラティフ)が購入してしまい、ソニーは大ショック。婚約パーティも散々なことになる…。
●アジコのおすすめポイント:
黄金世代のイギリス人男女のインドでの人生再出発を描いて大ヒットした前作『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』(11)の続編です。ジョン・マッデン監督をはじめ、スタッフ&キャストも再結集。新たな登場人物にリチャード・ギアを迎え、クライマックスとなるソニーとスナイナの結婚式への顛末が、新たなロマンスも含めて描かれています。前作をご覧になった方には、イヴリンとダグラスの恋の行方や、ノーマンとキャロルのカップル、恋多きマッジのその後などなど、気になる展開が盛り沢山。リチャード・ギアは、ソニーの未亡人の母親役となるリレット・デュベイとロマンスが芽生える模様。大団円となるインドの結婚式では、キャスト全員によるボリウッドダンスも用意されており、見どころが満載です。年齢に負けたくない方におすすめ。
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