キム・ソンダル 大河を売った詐欺師たち
(詐欺師 キム・ソンダル
/Seondal: The Man who Sell the River)
story
1600年代。清が朝鮮を制圧した丙子胡乱で清の捕虜となり、「人間の盾」として戦場に放り出されたキム・イノン(ユ・スンホ)は、死んだフリをする男ポウォン(コン・チャンソク)やまだ若いキョン(シウミン/EXO)と出会い、かろうじて生き延びる。清から脱走した3人は「一度は死んだも同然。余生はおまけだ」と楽しく生きることを決意。
数年後、朝鮮八道で神出鬼没な詐欺の一味が巷を賑わせていた。内官に変装して王宮に侵入したり、美女に変身して金持ちをたぶらかし、大金を巻き上げたり。その正体は、ポンイと呼ばれるようになったイノンとポウォンのコンビだった。二人は稼いだ金をユン菩薩(ラ・ミラン)の祭壇にある甕に隠していた。そこにはポンイに憧れるキョンもいた。
ポンイは清へ上納される煙草の強奪を計画。やっと仲間に迎えられたキョンも張り切るが、勉強してまともな人生を送って欲しいと願うポンイはキョンを騙してメンバーから外す。しかし、奪った煙草を売買しようとした時、裏切り者が出て失敗してしまう。
煙草に火を放つも、清と結んで悪どい商売をしている大商人ソン・デリョン(チョ・ジェヒョン)の容赦ない力が立ちはだかる。ポンイは、ソン・デリョンを討つために一大計画を案じ、砂金の出る川を売りつけようとするのだが…。
アジコのおすすめポイント:
『おばあちゃんの家』でデビューした時は9歳だったユ・スンホ。年齢と共に順調にキャリアを重ね、今や23歳のイケメン俳優に成長しました。そんなユ・スンホが『朝鮮魔術師』に続いて時代劇に出演。今回は稀代の詐欺師に扮し、かつて親子役で共演した名バイプレイヤーのコ・チャンソクと名コンビに。悪徳商人相手に偽の砂金がざくざく取れる川の所有権を売りつけて、復讐を果たそうとします。名優チョ・ジェヒョンが悪役を楽しそうに演じているのも見どころ。彼に憧れる若者役で、EXOのシウミンが俳優デビューを飾っています。監督は新鋭パク・デミン。貴族をたぶらかすスンホの妖艶な女装姿も注目です。
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