製作:アンディ・ラウ、ビル・コン、チャイ・ブイワー、
アイヴィー・ホー、ラウ・イートン
監督:サモ・ハン
脚本:チアン・チュン
撮影:アルディ・ラム
編集:クワン・チーリョン
アクション監督:サモ・ハン
美術:ピーター・ウォン
音楽:アラン・ウォン、ジャネット・ユン
主題歌:「原涼我」歌・アンディ・ラウ
出演:サモ・ハン、ジャクリーン・チャン、アンディ・ラウ、フォン・ジャーイー、リー・チンチン、チュー・ユーチェン、ジェームズ・リー・ガイ
特別出演:ユン・ピョウ、ユン・ワー、ユン・チウ、ツイ・ハーク、ディーン・セキ、カール・マッカ、フー・ジュン、ウィリアム・フォン、エディ・ポン
2016年/香港・中国
日本公開日/2017年5月27日
カラー/シネマスコープ/99分/R15+/広東語
字幕:神部明世
配給:ツイン
(c)2016 Irresistible Alpha Limited, Edko Films Limited, Focus Films Limited, Good Friends Entertainment Sdn Bhd.
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おじいちゃんはデブゴン
(我的特工爺爺/The Bodyguard)
story
かつては人民解放軍の中央警衛局で要人警護にあたっていた拳法の達人ディン(サモ・ハン)。任務中、凶悪なチョイ(フォン・ジャーイー)に孫娘を誘拐され、救えなかったことから職を辞し、娘とも疎遠になっていた。今はロシア国境に近い中国最北東部にある故郷の村に移り住み、一人暮らしをしている。
66歳になるディンは最近、物忘れがひどくなり、認知症の初期症状と診断されていた。やっとチョイを捕まえた警察が、面通しのためディンを呼び出すものの、孫の仇の顔さえすっかり忘れてしまっているのだった。家に帰れば、大家で未亡人のポク(リー・チンチン)がなにかと世話をしてくれるが、唯一心を許せるのは隣に住む少女チュンファ(ジャクリーン・チャン)だけだった。
チュンファの父親レイ・ジンガウ(アンディ・ラウ)は、定職につかずギャンプルにのめりこみ、中国マフィアに多額な借金をしていた。チュンファは父と喧嘩をするたびに、ディンの家に窓から逃げ込んできた。そんなジンガウに、チョイが危険な仕事を紹介する。借金の返済を待つ代わりに、ウラジオストクへ行きロシアン・マフィアの宝石を奪えというのだ。
チョイの手引きもあり、ジンガウは見事強奪に成功するが、魔が差して宝石を持ち逃げしてしまう。チョイはチュンファを誘拐してジンガウをおびき出そうとするが、その計画を無敵のカンフーで阻止したのはディンだった。しかし、自宅に戻ってきたジンガウは待ち伏せていたチョイに殺され、さらにロシアン・マフィアも乗り込んでくる…。
アジコのおすすめポイント:
サモ・ハンが20年ぶりにメガホンをとり、監督・アクション監督・主演の3役をつとめた渾身作です。演じるのは認知症気味の退役軍人。孫娘を失い、娘とも縁の切れた男が、失われていく記憶の中で唯一、後悔の念と共に焼き付けられている孫娘への思いを隣に住む少女に重ね合わせ、少女を守るために闘いに挑むというストーリー。とはいえ、アクション全開というよりはドラマの要素も多く、男を慕う大家のおばさんや少女との交流が丁寧に描かれ、アクションシーン以外はゆったりとした空気が流れています。認知症という現代的テーマが絡んでいるからでしょう。豪華な共演陣もみどころで、アンディ・ラウはもとより、特別出演の顔ぶれも見逃せません。ツイ・ハーク、ディーン・セキ、カール・マッカによるじいさんトリオも愉快です。
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