| スキップ・トレース（Skiptrace/絶地逃亡）
story
香港警察のベニー・チャン（ジャッキー・チェン）は、同僚のレスリー（シー・シー）、エスモンド（ディラン・クォ）と共に、長年追ってきたヴィクター・ウォン（ウィンストン・チャオ）を逮捕すべく、アジトの船に乗り込んでいた。しかし、体に爆弾を巻きつけられた相棒のヤン（エリック・ツァン）を発見。なんとか助けようとするベニーに、ヤンは「娘を頼む」と言い残して海へ落下。爆死する。
9年後、引き続きヴィクターを追っていたベニーは、潜入捜査に失敗。住宅街に莫大な被害を与えたことで、停職処分を受ける。その頃、マカオのカジノにアメリカ人詐欺師のコナー・ワッツ（ジョニー・ノックスヴィル）が現れた。お調子者の彼は美しいサマンサ（ファン・ビンビン）に一目惚れ。イカサマで大金をせしめたところで、ロシアからの追っ手に連れ去られる。上司のウィリー（ヨン・ジョンフン）はサマンサにコナーを探し出すよう命令。サマンサは養父のベニーに相談する。
その頃、コナーはロシアンマフィアにつかまり、ボーリング場で締め上げられていた。ボスの娘を妊娠させたのだ。あわやということろで、単身乗り込んでんきたベニーに救われそのまま逃走。コナーを捕まえに来たはずか、逆にコナーを追う者たちから追いかけられるはめに。マトリョーシカ工場で闘ったり、命からがらロシアを脱出。中国の辺境の村や砂漠を越え、マカオを目指す。
道中で次第に打ち解けていく二人だったが、コナーが9年前のヴィクターの事件の鍵を握る人物とわかり…。
アジコのおすすめポイント：
ジャッキーがアメリカの刑事と組んだバディムービーはこれまでたくさんありましたが、本作で組んだのはなんと詐欺師！場所は香港・マカオとホームタウンなため、いつもの刑事ジャッキーが登場。ベニー・チャンとかヤンとか…ネーミングで遊んでます。もとはジェット・リーとの共演を想定して25年前から温めていた企画ということですが、様々な変遷を経て内容も変わり、監督にジャッキーファンでもあるレニー・ハーリン、相棒役に「ジャッカス」シリーズで有名なジョニー・ノックスヴィルを迎え、新たなバディ・ムーディー誕生となりました。ロシアからマカオへの珍道中では、広大な中国の様々な自然や文化を堪能することができます。そして、ラストにはどんでん返しもあり！
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