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ミッドナイト・ランナー

監督:キム・ジュファン
脚本:キム・ジュファン
撮影:チョ・サンユン
編集:キム・チャンジュ
美術:チェ・ギホ
アクション指導:キム・ジュンソン
音楽:チョン・ジノ
出演:パク・ソジュン、カン・ハヌル、ソン・ドンイル、パク・ハソン、コ・ジュン、イ・ホジョン

2017年/韓国
日本公開日/2018年3月24日
カラー/シネスコ/5.1ch/108分
字幕:朴澤蓉子
配給:クロックワークス
(c)2017 Lotte Entertainmnt
2017年 韓国映画評論家協会賞 男子新人賞(パク・ソジュン)
2017年 大鐘賞映画祭 新人男優賞(パク・ソジュン)

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ミッドナイト・ランナー
(青年警察/Midnight Runners)

story

 警察大学に新入生が集まった。正式に入学するためには、予備科での厳しい訓練にパスしなければならない。担当の女性教官チェヒ(パク・ハソン)は容赦なかった。そんな中、母子家庭で育ち金のために警察大学に入った行動派のキジュン(パク・ソジュン)と、特別な存在になりたくて、数学大学より警察大学を選んだ頭脳派のヒヨル(カン・ハヌル)は出会う。互いに反目していたものの、最後の訓練で足をくじいたヒヨルをキジュンが助けたことで、二人は合格。それ以来、グータッチの仲となる。

 2年後、ヤン教授(ソン・ドンイル)の講義を受けている二人は、クリスマスを過ごす相手がいないことから、「青春事業」という名目で外出許可をもらい、クラブへナンパにでかける。しかし、どちらもまったくモテない。諦めた二人が夜道を歩いていると、髪の長い若い女性が通り過ぎた。彼女に声をかけたくて、後をつける二人。ところが、目を離した隙に彼女が暴行され、なんと車で拉致されてしまう。

 若い女性の拉致事件のクリティカルアワー(生存率)は7時間。二人は江南暑へ通報に行くが、逆に不審者扱いされてしまう。やむなくヤン教授に頼み、警察署で状況を話すものの、他の重要事件で忙しく捜査を後回しにされてしまう。諦めきれない二人は、互いの知識と行動力で独自調査を開始。現場に残されたトッポギの包みから、彼女の身元を探り出す。彼女、ユンジョン(イ・ホジョン)は家出して風俗店で働いており、他の家出少女たちと暮らしていた。

 二人は彼女の住所を訪ねる。ちょうどその時、ユンジョンを拉致グループに売り渡した男(イ・スンヒ)が、他の娘たちをナイフで脅していた。二人は男を捕まえて、犯人の名前と居場所を聞き出す。そこは、朝鮮族が多く住む危険な地域だった。一味は家出少女たちを拉致して、闇の卵子売買というおそるべき犯罪を組織していた。事実を知った二人は、彼女たちを救おうとするのだが…。

アジコのおすすめポイント:

パク・ソジュン(『ビューティー・インサイド』「花郎<ファラン>」)、カン・ハヌル(『二十歳』「ミセン -未生-」)と人気若手俳優二人が主演した青春ポリスアクションです。二人とも警察未満の警察大学生というところがミソ。体が先に動く行動派と冷静に分析する頭脳派の二人がタグを組み、警察の手が回らない組織犯罪に挑んでいきます。学校で学んだばかりの知識や技を駆使し、実践で経験を積んでいく成長ストーリーでもあり、学生ゆえの挫折感も味わいます。それでも、捨て身で事件に飛び込んでいく二人は清々しく、このコンビ、卒業後もシリーズとして戻ってくる可能性大。冒頭で学生たちに男らしい号令を発しているのは、なんとイニョン王妃(「トンイ」)だったパク・ハソン。新鮮です。最近、悪役が多くなったソン・ドンイルも、頼れる教授を好演しています。2PMのチャンソンが本人役でカメオ出演しているのもお見逃しなく。


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