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沈黙、愛

監督:チョン・ジウ
脚本:チョン・ジウ
原作:『全民目撃/Silent Witness』(監督:フェイ・シン)
撮影:キム・テギョン
照明:ホン・スンチュル
編集:ワン・スンイク
美術:イ・ハジュン
衣裳:チェ・スヨン
音楽:ヨンリモグ
出演:チェ・ミンシク、パク・シネ、パク・ヘジュン、リュ・ジュニョル、イ・ハニ、イ・スギョン

2017年/韓国
日本公開日/2018年7月28日
カラー/シネスコ/5.1ch/125分
字幕:石井 絹香
配給:ツイン
(c)2017 CJ E&M Corporation, Film Company Ram.
2018年 百想芸術大賞 助演女優賞(イ・スギョン)


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沈黙、愛(沈黙/Heart Blackened)

story

 政界ともつながりを持つ大企業テサングループの会長イム・テサン(チェ・ミンシク)は、人気歌手のパク・ユナ(イ・ハニ)と婚約するが、娘のミラ(イ・スギョン)は反抗的でユナのことを嫌っていた。

 テサンがユナにプレゼントを用意し、クルージングを楽しんでいたその日、ミラはクラブで友人たちと遊んでいた。しかし、友人たちが見つけたユナと昔の恋人とのセックス動画を見て激怒。ユナを呼び寄せる。

 翌日、ユナは自宅マンションの駐車場で瀕死の状態で発見され、病院で死亡。監視カメラの映像は火災で消失していた。その頃、泥酔して迷走する車に乗っていたミラが逮捕される。過去の事件でイム会長の隠蔽工作を疑うトン検事(パク・ヘジュン)は、ミラを容疑者として控訴する。

 テサンはかつてミラの家庭教師をしていたチェ弁護士(パク・シネ)に弁護を依頼する。一方で、テサンはトン検事を買収しようと画策するが、拒絶される。ミラはマンションの駐車場から車を走らせていたが、眠くなって何も覚えていないと口を閉ざしていた。

 ミラを助けるには真実を知らなくてはならない。テサンはユナの熱烈なファンで、盗撮の逮捕暦もあるキム・ドンミョン(リュ・ジュニョル)を探し出すのだが…。

アジコのおすすめポイント:

婚約者を殺された男が容疑者として捕らえられた最愛の娘を守るため、奔走する人間ドラマです。二転、三転するスリリングな法廷劇の裏で様々な真実が浮かび上がり、一体真相はどうなっているのか?! …最後まで目が離せません。「事実と真実の違いについて取り組んだ」と語るのはチョン・ジウ監督。主演は監督のデビュー作以来、2度目のタッグとなるチェ・ミンシク。冒頭に珍しいロマンスシーンもありますが、後半の鬼気迫る演技はさすがです。弁護士役のパク・シネも新鮮。被害者のストーカー的なファン役を、注目の若手俳優リュ・ジュニョルが演じています。尚、本作の元となった作品は2013年の中国映画『全民目撃』。主演はスン・ホンレイ。検事役をアーロン・クォック、弁護士役はユー・ナンが演じています。こちらも観て見たいものです。


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