安市城 グレート・バトル
(安市城/The Great Battle)
story
西暦645年。遼東へ進軍した唐の太宗(パク・ソンウン)は、朝鮮半島も支配下に治めようと平壌を目指していた。迎え撃つのは高句麗の兵士たち。しかし、ヨン・ゲソムン(ユ・オソン)が率いる15万の兵は大敗して1万となり敗走。太宗のもとに高句麗の巫女シミ(チョン・ウンチェ)が現れ、次は安市城を落とすことを勧める。
ヨン・ゲソムンは安市城を捨て、先回りして平壌城を守ることにする。そして、援軍を出さなかった安市城の城主を反逆者と決めつけ、安市城出身の若い学生兵サムル(ナム・ジュヒョク)に城主ヤン・マンチュンの暗殺を命じて帰郷させた。
ところが、サムルは農民たちと見回り中のヤン・マンチュン(チョ・インソン)に出会い、そのまま城へ入ることに。側近のチュ・スジ(ペ・ソンウ)に守られたヤン・マンチュンは庶民的で、民から愛される良き城主だった。彼はサムルが刺客であることを見抜いていたが、戦いを前にして、彼に太城旗を持たせることにする。
ヤン・マンチュンの妹ペクハ(ソリョン)は弓隊を率い、騎馬隊長のパソ(オム・テグ)と恋仲になっていた。そんな中、ついに唐が進軍してくる。敵は20万。対する安市城の兵力は5000。ヤン・マンチュンは山城の利点を生かして知略を巡らせ、大軍を押し返すのだが…。
アジコのおすすめポイント:
韓国歴史ドラマファンの方にはお馴染みの、高句麗後期、ヨン・ゲソムンの時代に起こった歴史上名高い「安市城の戦い」を描いた歴史大作です。祖先である朱蒙(チュモン)神の矢に守られた英雄ヤン・マンチュンの活躍が、演技力だけでなく貫禄も増してきたチョ・インソンの力強い演技で描かれていきます。共演はドラマで人気急上昇中のナム・ジュヒョク。臣下にペ・ソンウ、ソン・ドンイル、オム・テグ、パク・ピョンウンなど名バイプレイヤーがずらり。対する唐の太宗イ・セミン(妻はあの則天武后!)役をパク・ソンウンが中国語で演じています。監督はキム・グァンシク。『新感染 ファイナル・エクスプレス』の製作陣が手がけた大作アクションとあって、韓国では観客動員数500万人を超える大ヒットとなっています。ドラマでは「大祚榮(テジョヨン)」に登場する伝説の英雄ヤン・マンチュンが、いかにして安市城を守り抜いたのか、たっぷりとご堪能ください。
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