ザ・ネゴシエーション(協商/The Negotiation)
story
良才洞で人質事件が発生し、休暇中だったハ・チェユン警部補(ソン・イェジン)がアン警部(キム・サンホ)から呼び出される。犯人は外国人で、留学組のチェユンは英語も話せる危険交渉班の交渉人なのだ。ところが、交渉途中で突撃班が突入し、人質も犯人も死んでしまう。
ショックを受けたチェユンは数日後に辞表を出すが、チョン班長(イ・ムンシク)は辞表を受け取らず出張でタイへ飛ぶ。翌日、チェユンはアン警部とソウル地方警察の庁長から呼び出される。出向いた先は、国家安全企画部の人間や軍人らが集まった特捜本部だった。
タイで発生した人質事件の犯人が、交渉人としてチェユンを指名してきたという。理由もわからずテレビ電話に出ると、犯人はミン・テグ(ヒョンビン)という国際犯罪組織のボスで、誘拐されたのは新聞記者とチョン班長だった。チェユンは特殊部隊が潜伏先に到着して突入するまでの14時間、時間を稼ぐよう頼まれる。
ミン・テグの最初の要求は、新聞社のユン社長(キム・ジョング)を連れてくることだった。その結果、誘拐されたのが新聞記者ではなく諜報員だったことが判明する。ミン・テグは韓国製の武器を密売しており、国家情報院が彼を調べていたのだ。チェユンは交渉から外され、国家情報院が交渉を引き継ぐ。
チェユンはチームメンバーと独自に調査を始めるが、ミン・テグは交渉相手として再びチェユンを指名。彼は元パートナーや政府高官など次々と人物を呼び出し、チェユンにも関わる思いがけない真相が浮かび上がってくる…。
アジコのおすすめポイント:
ソン・イェジンとヒョンビンという美男美女が主演のサスペンスドラマです。とはいえ、ソン・イェジンは男顔負けの堂々とした交渉人、ヒョンビンは人質を締め上げ、次々と難題を課してくるマフィアのボスを演じており、共にこれまでのイメージを覆す難役に挑んでいます。一体、犯人の目的は何なのか?極秘で捜査が行われている理由は?そこに、冒頭の事件に関わる謎が隠されており、大きな闇が正体を現すという巧妙なストーリーになっています。やはりヒョンビン、ただの悪者ではありませんでした。こんな豪華なキャスティングで長編デビューを飾ったのはイ・ジョンソク監督。ラストには胸のすく展開も待っていますので、じっくりと心理戦をご堪能ください。
*ヒョンビンファンの皆さんには、20日から『王宮の夜鬼』も公開予定です。こちらはアクション満載の時代劇。この秋はクールなヒョンビンとホットなヒョンビン、2つの魅力が味わえますよ。
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