logo

スーパーティーチャー  熱血格闘

製作:ドニー・イェン
監督:カム・カーワイ
脚本:チャン・タイリー
撮影:ジャム・ヤウ、ウォン・マンノク
編集:リー・カーウィン
アクション監督:谷垣健治
美術:リー・ツーフォン
衣装:オイリー・リョン
音楽:ダイ・タイ
出演:ドニー・イェン、ジョー・チェン、ユー・カン、ジャック・ロク、ブルース・トン、クリス・トン、グラディス・リー、ゴードン・ラウ、ドミニク・ラム、アルフレッド・チョン

2018年/中・香
日本公開日:2020年3月6日(アンコール公開)
*「のむコレ3」にて2019年11月15日より上映
カラー/シネマスコープ/DCP/5.1ch/PG12/101分
字幕:
配給:エスピーオー
(c)2018 Mega-Vision Project Workshop Limited.

p2

program&sticker 映画を観たらぜひゲットして欲しいパンフレット (600円) とステッカー (配布ありの場合)

スーパーティーチャー 熱血格闘
(大師兄/Big Brother)

story

 中高一貫教育のタックチー学園。校長室で教員採用の面接を受けている男がいた。ラム校長(ドミニク・ラム)は教員経験のない彼を不採用にしようとするが、彼は強力な推薦状を持っていた。そうして彼、チャン・ハップ(ドニー・イェン)は6Bを受け持つことになる。そこは学園の中でも不良や問題児が集まるクラスだった。

 授業が始まっても好き勝手放題の生徒たちに、チャンは叱ることなく自己紹介し、生徒たち一人一人に近づいていった。クラスの中でも特に問題児なのが、レイ・ワイチョン(ジャック・ロク)、クワン・カイチン(ブルース・トン)とクワン・カイイン(クリス・トン)の双子の兄弟、男勝りのウォン・ダッナン(グラディス・リー)、そしてパキスタン移民の子ホン・ジョウファ(ゴードン・ラウ)だった。

 教育局のマー局長(アルフレッド・チョン)が学園を視察している時、この5人がバスケット部の連中と喧嘩騒動を起こす。ラム校長は5人を退学させようとするが、チャンが説得して反省文を書かせることで思いとどまらせる。さらに、チャンは5人の記録を調べて家庭訪問。彼らが抱えている問題をひとつずつ、独自の方法で解決していくのだった。

 レイはバイト先のレストランでボクシング・ジムの経営者ロー・ギン(ユー・カン)に目を付けられ、ジムで働くようになっていた。ローは自分が主催する総合格闘技大会で賭けをしており、八百長を拒んだMMAチャンピオン(ジェス・リアウディン)にレイを使って筋弛緩剤を飲ませようとしていた。家庭訪問でそれに気づいたチャンは、レイの窮地を救い派手な立ち回りをすることになる…。

アジコのおすすめポイント:

宇宙最強のアクションスター、ドニー・イェンがなんと教師になり問題児たちの問題を解決。生徒や先生たちの意識も変えていくという、ありそうでなかった学園ドラマ(あえてアクションと言わない)です。赴任先は大学合格者を出せない香港一成績最低なタックチー学園。自分も不良だった元卒業生がアメリカの海兵隊に入り、そこから教育の重要さに目覚めて帰って来るという男。強いのはあたり前だけど、腕力で問題を解決するのではなく、知恵と頭脳で解決していく様子がハートフルに描かれています。もちろん、後半にはアクションシーンもたっぷりありますけどね。初の教師役を演じたドニーさん、本作の製作を強く希望し、ウォン・チン監督らに協力を要請。その背景には子どもたちを取り巻く様々な問題(貧困、人種や男女差別、親のネグレクト、発達障害など)にスポットをあて、子どもたちを救いたいとう願いがあるようです。この辺の詳しい事情は、劇場で購入できるパンフレットに書いてありますので、ぜひゲットしてスーパースター、ドニーさんならではの思いを感じてください。


p3p4p5

▼公式サイト