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WAR ウォー!!

WAR ウォー!!(WAR)

監督:シッダールト・アーナンド
原案:アーディティヤ・チョープラー、シッダールト・アーナンド
脚本:シュリダーフ・ラーガヴァン、シッダールト・アーナンド
撮影:ベンジャミン・ジャスパー
編集:アーリフ・シャイフ
アクション監督:ポール・ジェニングス、オ・セヨン、
   パルヴェーズ・シャイフ、フランツ・スピルハウス
美術:ラジャット・ポッタール
衣装:アニター・シュロフ・アドジャーニヤー
   ニハーリカー・ジョリー
VFX:YFX
舞踊監督:ボスコ=シーザー、トゥシャール・カーリヤー
音楽:ヴィシャール=シェーカル
出演:リティク・ローシャン、タイガー・シュロフ、ヴァーニー・カプール、アーシュトーシュ、ラーナー、アアヌプリヤー・ゴーエンカー

2019年/インド
日本公開日/2020年7月17日
カラー/スコープサイズ/ヒンディー語/151分
字幕:藤井美佳
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
WAR (c) Yash Raj Films Ptv. Ltd.


2020年 フィルムフェア・アワード
 最優秀女性プレイバックシンガー賞(シルパー・ラーオ)
 VFX賞(シェリー・バールダ、ヴィシャル・アーナンド、YFX)
 アクション賞(ポール・ジェニングス、オ・セヨン、
 パルヴェーズ・シャイフ、フランツ・スピルハウス)
2020年 インド・スクリーン・アワード
 アクション賞(ポール・ジェニングス、オ・セヨン、
 パルヴェーズ・シャイフ)/編集賞(アーリフ・シャイフ)
 ダンス・コレオグラフィ賞(ボスコ=シーザー)
2020年 ジー・シネ・アワード
 ダンス・コレオグラフィ賞(ボスコ=シーザー)
 特撮賞(YFX)
 アクション賞(ポール・ジェニングス、オ・セヨン、
 パルヴェーズ・シャイフ)
story

 ニューデリー。インド対外諜報機関RAWは以前から追っていたイスラム過激派のテロリストを仕留めようとしていた。ところが、狙撃されたのは指令を出していた内務省高官のナイドゥ(モヒット・チャウハン)だった。チームトップのスパイ、カビール(リティク・ローシャン)が裏切ったのだ。

 RAWは部下を招集し、カビールの抹殺チームを編成。優秀な若手スパイのハーリド(タイガー・シュロフ)がチーフに志願する。上司のルトラ大佐(アーシュトーシュ・ラーナー)は、二人がかつて師弟関係にあったことを危惧するが、ハーリドは固い決意で任務に就く。大佐は必ずカビールの裏切りの理由を突き止めるよう命じた。

 2年前、陸軍に入隊したハーリドをカビールのチームに任せたのはルトラ大佐だった。ハーリドの父ラフマニはかつて国を裏切り、カビールの手で抹殺されていた。カビールの身体にはその時に受けた銃創があった。

 カビールが5年も追っているテロリスト、イリヤシ(サンジブ・ヴァッサ)がイラクに現れた。チームはIS地帯に潜入。イリヤシを追い詰めるが、あと一歩で取り逃がす。その時の活躍でハーリドはカビールの信頼を得、マラケシュでの生け捕り作戦にも参加するが、チームのソーラブ(ヤーシュラージ・シン)の裏切りで大きな痛手を受けるのだった。

 そして今、カビールがハーリドに連絡をよこす。地下鉄の中で、カビールはハーリドに選択肢を与えた。「知りたいのは、次のターゲットの名前か? 俺の目的か?」果たして、カビールの裏切りの背後にある真実とは?


アジコのおすすめポイント:

インドからオーストラリア、マルタ島、マラケシュ、ポルトガル、フィンランドと、世界を股にかけたスケールの大きなスパイアクション・スペクタクルです。師弟関係にある二人のスパイの絆と対決を、陸に空にとハリウッド映画並のスケールで描き、接近戦やストーリー展開などでは香港映画やジョン・ウー作品などの影響も随所に伺えます。監督は映画一家に生まれたシッダールト・アーナンド。トム・クルーズの『ナイト&デイ』をリメイクした5作目の『バン・バン!』からアクション映画に挑戦。本作ではなんと、4人もの国際的アクション監督を招き、様々なアクション映画へのオマージュを盛り込んでいます。主演はインド映画界の次世代スターとして注目のリティク・ローシャンとタイガー・シュロフ。細マッチョなイケメンの二人ですが、アクションだけでなくダンスシーンも見どころ。リティク・ローシャンの見事なキレとステップの虜になること間違いなし。同じくそのリティク・ローシャンに憧れ、テコンドーの黒帯保持者でもあるタイガー・シュロフのアクションは、まるでダンスのよう。特にジャンプ力がすごい!(タイガー・シュロフのお父さんは『サーホー』のジャッキー・シュロフ)映画後半では、カビールと恋仲になる美人ダンサーを演じるヴァーニー・カプールも登場。秘密の鍵を握るチームメイト役のアヌプリヤーニー・ゴーエンカーなど、女性陣も活躍します。昨年のインド映画界で興行収入1位に輝いた本作。裏切りの大ドンデン返しが待っている最後まで、じっくりとご堪能ください。


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*松岡環さんのブログ「アジア映画巡礼」に『WAR ウォー!!』の詳細解説がたっぷり掲載されています。

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▼公式サイト