スタートアップ!(始動/START-UP)
story
高校を自主退学したテギル(パク・ジョンミン)は、母ジョンヘ(ヨム・ジョンア)から貰った学費でポンコツバイクを買い、親友のサンピル(チョン・ヘイン)とつるんで遊んでいた。だが、悪戯を仕掛けてきたバイクを追っているうちに警察に捕まり、元バレー選手の母から強烈なビンタをくらって気絶。無人島で暮らす楽しい夢を見ては目覚める日々に、嫌気がさしていた。
自由気ままに生きたいテギルは、口よりも手が早く考え方も合わない母の元を離れ、10000ウォンで行ける所へ家出する。バスでたどり着いたのは群山だった。バス停には大きなサングラスをかけた赤毛のギョンジュ(チェ・ソンウン)がいたが、威嚇されてしまう。腹が空いたテギルは、3000ウォンでジャジャ麺が食べられる中華屋に入った。
その店「チャンプン飯店」は不思議な店だった。物静かな店主はテギルをすぐに家出少年と見抜いていた。配達担当の男はいつも小銭をばら撒き、厨房で張り倒されている。厨房にいる調理人はどんな奴なんだ?しかし、住込食事付のバイト募集を見つけ、テギルはそこで働くことにする。3ヶ月以上勤めるのが条件だった。
その日から、優しいコン社長(キム・ジョンス)と、凶暴なロン毛の調理人コソク(マ・ドンソク)、配達係で厨房見習いのペ・グマン(キム・ギョンドク)との共同生活が始まる。一方、サンピルはツテで消費者金融の会社に入り、取立見習いを始めていた。ジョンヘはテギルの心配をしながらも、店を借り「テギル・トースト」を始める。
アジコのおすすめポイント:
100%強い男のマ・ドンソクが、この役は絶対に面白い!と気に入り、今までにない長髪の料理人に変身。カラオケとTWICEが大好きだけど、後輩いじめも好きで、何か秘密を隠している男を演じています。一方、母と二人暮しなのに反抗期でプチ家出した若者を演じるのは、イ・ビョンホンと共演した『それだけが、僕の世界』のパク・ジョンミン。ボクシングの心得があり、傷だらけの顔をサングラスで隠し、真っ赤に染めたショートカットがキュートな家出少女役のチェ・ソンウンも加わって、それぞれの新たな明日に向かっていきます。監督はこれが2作目のチェ・ジョンヨル。大人も若者も皆が何かを抱え、葛藤しながら前向きに進んで行くドラマは清々しく、コロナで鬱々とした毎日に活力をくれそうです。たとえ失敗しても、家族や仲間がいれば大丈夫。人生の再起動、やってみませんか?
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