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ノンストップ

監督:イ・チョルハ
脚本:シン・ヒュンスン
撮影:キム・チャンウ
編集:キム・サンボム
アクション監督:チェ・ボンロク
美術:パク・イルヒョン、チョン・ユンヨン
音楽:ホアン・サンジュン
出演:オム・ジョンファ、パク・ソンウン、イ・サンユン、ペ・ジョンナム、イ・ソンビン、キム・ナムギル、チョン・マンシク、キム・ジョンス

2020年/韓国
日本公開日:2021年2月12日
カラー/110分
字幕:
配給:ファインフィルムズ
(c)2020 OAL & Sanai Pictures Co., Ltd.

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poster

ノンストップ(オッケー マダム/OK! Madam)

story

 2009年、モンゴルのウランバートル。朝鮮人民軍特殊部隊が潜入作戦を決行していたが、グィスン(イ・ソンビン)は「命を狙っている奴がいる。誰も信じるな。今すぐ逃げろ」と父(キム・ジョンス)からの連絡を受け、仲間のリ・チュルスン(イ・サンユン)を撃って逃走。姿を消した。

 現代のソウル。霊線市場では、人気のひねり揚げパン屋を営むミヨン(オム・ジョンファ)がいつもの忙しい朝を迎えていた。完売すると店を閉め、愛する夫ソクファン(パク・ソンウン)の元へ。パソコン修理やウィルス除去で生計を立てているソクファンは、栄養ドリンクの懸賞で2等の洗濯機を当てようと大量に買い込んでいる。小学1年生の娘ナリにはバレエを習わせているが、本人は腕白でテコンドーを習いたがっていた。

 そんなある日、ミヨンが栄養ドリンクでなんと1等のハワイ旅行を当ててしまう。飛行機にも乗ったことがない一家は、初めての海外旅行で舞い上がる。パスポートを申請して準備万端。遅刻ぎりぎりで飛行機に滑り込んだため、ミヨンとナリはアップグレードでビジネスクラスの席に座れた。

 飛行機には、わがままな国会議員や臨月の嫁をハワイで出産させようと目論む義母、映画監督とアクション女優のアン・セラ、飛行機恐怖症なのに急遽出張することになった男(キム・ナムギル)などが乗っていた。要員に憧れる新人CAのヒョンミン(ペ・ジョンナム)は怪しい客がいないかと挙動不審な行動をとり、先輩に怒られてばかりいた。

 そして、その飛行機には北朝鮮の工作員たちが乗り込んでいた。グィスンことモクレンが10年ぶりに現れるという情報をつかんだのだ。彼らの目的は飛行機をハイジャックし、北朝鮮上空へ向かうことだった…。

アジコのおすすめポイント:

ハワイ行きの飛行機を舞台に繰り広げられる抱腹絶倒の痛快アクションコメディです。冒頭のシリアスなスパイアクションから一転、ねじり揚げパン(ツイストドーナツ?)屋の陽気なおばさん一家の話になり、のんびりムードに。飛行機と様々な乗客が出てくるので、巻き込まれ型のパニックコメディかと思いきや、実は…という展開。核弾頭を巡って 敵も味方も二転三転する種あかしが仕組まれており、三つ巴の闘いへと変化していきます。最後に乗客全員で勝利する結末は後味がよく、後日談まで丁寧。エンディングの字幕もかわいらしく、安心して楽しめます。監督は『消された女』(18年)のイ・チョルハ。主演はオム・ジョンファ。夫役を『僕の中のあいつ』で新たな一面を見せてくれたパク・ソンウンが楽しげに演じています。おてんば娘を演じる個性的な子役ちゃんもキュート。共演陣も豪華です。キム・ナムギルは冒頭から戦線離脱しますが、ファン心理を逆手にとっており、これはこれでスリリングかも?突っ込みどころも多いですが、この映画は楽しんだ人が勝ち。家族愛がメインに描かれているところも好感が持てます。まだまだ続くコロナ禍で鬱々とした中、映画館でスカッとした気分を味わってください。


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北朝鮮の特殊部隊工作員
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謎のキャビン・アテンダントは…ママ?!
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要員に憧れる新米客室乗務員

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お忍びのアクション女優はスパイ?!
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事件に巻き込まれたパパと娘
p8

飛行機恐怖症の男

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