story
バイクレーサーの李雲祥(リー・ウンショウ)は自慢の改造バイクでバイクレースをしながら、運び屋として危険な密輸の仕事を手伝っていた。東海の街は四大勢力が牛耳っており、深刻な水不足に陥っていた。水門を閉じて水のコントロールをしているのは徳家だ。雲祥はこっそり徳家の水門を壊し、皆が水を使えるようにする。
徳家の三男、三公子は雲祥のバイクが気に入り金で譲ってもらおうとするが、雲祥は申し出をはねつける。執拗に雲祥とバイクを追いかける三公子たち。追っ手を振り切り、幼馴染のカーシャと実家に帰る雲祥。そこにはボスと呼ばれている厳格な父親と真面目な兄の金祥がいた。
三公子と争っている最中、雲祥は自分の体が炎に包まれる感覚に襲われる。何かの力が宿っているようだが、雲祥はまだ炎のコントロールができなかった。徳興グループの会長は雲祥が転生した哪吒だと確信する。実は会長は転生した東海龍王で、宿敵の哪吒を倒すために街中の水を集めて力を高めているのだった。
雲祥はバイク仲間の仮面男から自分に元神哪吒が宿っていること、そして新たな封神榜が始まったことを告げられる。彼は雲祥に訓練を施し、炎を操れるようにするのだが…。
アジコのおすすめポイント:
中国で2月12日から公開になったばかりの話題の春節アニメ作品が、日本でもほぼ同時期公開になりました。物語の中心になるのは、中国の古典「封神演義」に登場する腕白な少年神ナタ。3000年以上も前の世界で東海龍王の息子・三太子と死闘を繰り広げ勝ったものの、東海龍王の卑劣な脅しに自ら命を絶つのですが、そのナタが現代に転生して再び宿敵たちと闘うという展開。そこに宿主となる青年の親子関係や親友たちとの人間関係が織り込まれ、彼自身の成長にナタの力が融合して活かされていきます。師匠として彼を導く謎の仮面男の正体とは?! 2020年のアヌシー国際アニメーション映画祭でWIP部門にノミネートされ、全世界から注目されている3DCGアニメーションの魅力をご堪能ください。
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