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ミナリ

製作総指揮:ブラッド・ピット、スティーヴン・ユァン
監督:リー・アイザック・チョン
脚本:リー・アイザック・チョン
撮影:ラクラン・ミルン
編集:ハリー・ユーン
美術:イ・ヨンオク
衣装:スザンナ・ソン
音楽:エミール・モッセリ
出演:スティーヴン・ユァン、ハン・イェリ、アラン・キム、ネイル・ケイト・チョー、ユン・ヨジョン、ウィル・パットン

2020年/アメリカ
日本公開日:2021年3月19日
カラー/シネスコ/5.1ch/116分
字幕:根本理恵
配給:ギャガ
(c)2020 A24 Distribution, LLC
2020年 サンダンス映画祭 審査員特別賞/観客賞
2020年 デンバー国際映画祭
 観客賞/最優秀俳優賞(スティーヴン・ユァン)
2020年 ハートランド国際映画祭
 観客賞/ジミー・スチュアート名誉賞
2020年 ミドルバーグ映画祭 観客賞/アンサンブルキャスト賞
2020年 ボストン映画批評家協会賞
 助演女優賞(ユン・ヨジョン)/作曲賞(エミール・モッセリ)
2021年 ゴールデングローブ賞 外国語作品賞
2021年 ダブリン国際映画祭
 脚本賞(リー・アイザック・チョン)
2021年 パームスプリング国際映画祭
 女優賞(ユン・ヨジョン)
2021年 アカデミー賞 6部門ノミネート中
*その他、81受賞・265ノミネート(3.16時点)


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ミナリ(MINARI)

story

 ジェイコブ(スティーヴン・ユァン)の一家はカリフォルニアからアーカンソーの高原に引越してきた。車輪の付いた長いトレーナーハウスの前には広大な土地が広がっている。10年かけて手に入れたこの場所はいわく付きだが土がいい。ここで、在米韓国人向けの韓国野菜を作るのだ。

 だが、町や職場の孵卵場からも遠く、心臓に障害のある息子デビッド(アラン・キム)を心配する妻のモニカ(ハン・イェリ)は不安でいっぱいだ。何かにつけ喧嘩になる両親に、デビッドも姉のアン(ネイル・ケイト・チョー)も閉口していた。そこでジェイコブは、妻の母親を韓国から呼び寄せることでモニカを説得する。

 スンジャ(ユン・ヨジョン)がやって来た。騒がしく毒舌家で、料理はできず字も読めないおばあちゃんに、デビッドは戸惑う。煎じ薬も苦手だ。ある日、スンジャに恥をかかされたデビッドは、腹いせにおしっこを飲ませてしまう。しかし、怪我の手当てをしてもらった時、スンジャに「強い男の子だ」と誉められてから、二人は仲良くなった。スンジャがミナリ(セリ)の種を植えた森の川辺へも遊びに行った。

 迷信を信じないジェイコブは、ダウジング棒に頼らず自分で水脈を掘り当て灌漑設備を作った。朝鮮戦争に行ったことがあるという貧しいが誠実そうなポール(ウィル・パットン)を雇い入れ、二人で畑を作っていった。そしてついに収穫するが、納品先に裏切られてしまう。さらに、地下水が枯れて水道水を使い過ぎたため、水道も止められていた。

 そんな中、スンジャに思いがけないことが起こり…

アジコのおすすめポイント:

2月12日に全米公開されたばかりの話題作『ミナリ』の登場です。懐かしいマウンテン・デューが流行っていた時代、韓国系移民の一家が土地を手に入れて、韓国野菜の農場を作る夢を実現させようと奔走します。いわく付きの土地ですが、お祓いなんかもしてくれる親切なアメリカ人が手伝ってくれます。そこへ強烈なおばあちゃんが韓国からやって来て…と、いろんなドラマが展開します。様々な障害や困難を乗り越え、夫婦の危機も乗り越えた先にある家族の幸せとは。監督のリー・アイザック・チョンが自身の親の物語をベースに、両親と子どもたちのために書いた脚本で、ブラッド・ピットが惚れ込んで製作総指揮を担当。ささやかな移民家族の物語が数々の映画祭でも感動を呼び、今年のアカデミー賞ではなんと6部門ノミネート!昨年の『パラサイト 半地下の家族』に続き、韓国映画界の至宝、ユン・ヨジョンの受賞が期待されております。『バーニング』で冷血な男を演じていたスティーヴン・ユァンも、本作では喜怒哀楽の激しい生身の頑張るお父さんを好演。コロナ禍だから余計に心に沁みる家族の物語、ぜひスクリーンで味わってください。


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