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呪餐(じゅさん)悪魔の奴隷

監督:ジョコ・アンワル
脚本:ジョコ・アンワル
撮影:イカル・タンジュン
編集:ディンダ・アマンダ
美術:アラン・トリィヤナ、セバスチャン
視覚効果:アビー・エルディプル
音楽:ブンビ・グスティ、トニー・ムルレ、アギー・ナロッタマ
出演:タラ・バスロ、エンデイ・アルフィアン、ネイサー・アヌズ、プロント・バララエ、エギ・フェドリー

2022年/インドネシア
日本公開日:2023年2月17日
カラー/シネスコ/5.1ch/119分
字幕:藤本聡
配給:アルバトロス・フィルム
©2022 Rapi Films
2022年 インドネシア映画祭
 視覚効果賞(アビー・エルディプル)
 音響賞(M. Ikhsan Sungkar、Anhar Moha)

poster


呪餐(じゅさん)悪魔の奴隷
(Pengabdi Setan 2: Communion/Satan’s Slaves:Communion)

story

 1955年4月17日。記者のプディマン(エギ・フェドリー)は何者かに拉致され、車で西ジャワ州のレンバンに向かっていた。森の奥深く開けた所に、天文台のある白い家が建っている。「君に見せたいものがある」と、迎えたのはヘル・クスマ(ルクマン・ロサディ)だ。建物の奥に入ったプディマンは目を見張る。白い布に包まれた多数の遺体が並んでいたのだ。

 この一帯は、古い墓地だ。すぐに鑑識に回すべきだと主張するが、翌日はアジア・アフリカ首脳会談を控えており、上層部から口外が禁止されていた。そして、ヘル・クスマがなにより気にかけていたのは、遺体は掘り起こされたのではなく、自分で歩いた形跡があったことだ。誰かがこのことを知らせなければならない。

 1984年。その家があった跡には高層アパートが建っている。母と祖母を立て続けに亡くし、末弟のイアン(M. アディヤ)も行方不明になったリニ(タラ・バスロ)。一家は4年前に、それまで住んでいた一軒家を後にし、父親(プロント・バララエ)とふたりの弟、トニー(エンデイ・アルフィアン)とボンディ(ネイサー・アヌズ)と共にその高層アパートに越して来ていた。

 成績優秀なリニは、先生から大学への留学を勧められていた。だがリニは、父と弟の面倒をみなくてはならないとためらう。そして、4月16日がやってきた。新聞は連続殺人鬼への注意を呼びかけていた。数年に渡り、1000人が犠牲となる前代未聞の連続殺人事件が起こっていたのだ。

 オカルト誌の編集長となったプディマンは、あれから30年近く資料集めに費やしていた。そして、その日が来る前に新たな被害を防ぐため、リニたちが済むマンダラアパートへ駆けつけようとするが、バスは運休。タクシーも「あの辺は冠水する」と行きたがらなかった。

 嵐が近づいており、海に近い建物には洪水からの避難勧告が出ていた。この高層アパートも海に近く、嵐がくれば冠水する。父親はリニは大学へ、自分は弟たちとここに残ると伝える。不穏な夜に怯えるリニは、その夜を弟たちと一緒に過ごす。そして翌日、住民たちが乗ったエレベーターの悲惨な事故が起きてしまう…。


アジコのおすすめポイント:

停電した高層アパートという密室空間で起きる怪奇現象を、暗闇や絶叫などのオーソドックスな手法でじわじわと盛り上げるホラー作品です。その分、思わず目を覆いたくなるシーンや昨今のホラー映画のようなグロいシーンは控えめ。いかにもインドネシア的な熱帯的風土、ねっとりした湿度が感じられる作品となっています。監督は2019年の東京国際映画祭「CROSSCUT ASIA #06 ファンタスティック!東南アジア」で上映されたHBOアジア製作の短編集「フォークロア」で『母の愛』が上映されたジョコ・アンワル。本作は2018年に「未体験ゾーンの映画たち2018」で特集上映された『悪魔の奴隷』(U-NEXTにてオンライン配信あり)の4年後を描く続編となっています。さらに、続きそうなエンディングとなっているので、気になる方は前作から続けて観るのがオススメです。

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