story
パンデミックが世界を襲い、戦争も始まり、世界では多くの人々が死んでいった。バルカン半島で撮影を続けるジェイ(尚玄)は生きる意味を見失い、無力感に襲われていた。
東京にいるエヴァ(アデラ・ソー)に、ジェイからのメッセージが届く。セルビアのベオグラードを訪れたエヴァは、ジェイが滞在していたアパートの家族に迎えられ、彼が彼女のために残していった物を渡される。それはハードディスクとUSB、そしてバルカン半島のスポメニック(巨大なモニュメント)に関する本だった。
…かつてマケドニアを旅していた時、エヴァはジェイと出会った。彼に誘われて湖畔の街オフリドを訪れ、巨大な建築物を見て回る。ジェイはこれらの巨大な建築物に魅了されており、こういう建築を巡る映画を作ろうとしていた。それで念願のバルカン三部作が完成するという。
エヴァは最初の作品『どこでもない、ここしかない』を見せてもらった。翌日、映画の撮影に参加したエヴァは、泳ぐシーンで溺れそうになるが、自分勝手な要望ばかりする彼に腹をたてる。映画は完成し、エヴァはジェイと別れて帰国するが、気持ちはすれ違ったままだった…。
うたた寝から目覚めたエヴァは、ジェイが好きだったという屋外シアターへ案内される。完成した映画『いつか、どこかで』はまだ公開されていないという。なぜなら、最初にエヴァに見せたかったからだ。エヴァはUSBに残されていたジェイの記録映像を見る。それは、パンデミック期間のジェイの記録だった。
エヴァはジェイの足跡をたどってマケドニア、ボスニアを訪れる。
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