梟ーフクロウー(フクロウ/The Night Owl)
story
1645年、仁祖の時代。盲目の天才鍼師チョン・ギョンス(リュ・ジュンヨル)は、試験にやって来た宮廷御医イ・ヒョンイク(チェ・ムソン)の目に留まり、宮中に出仕することになる。貧しいギョンスにとって、それは体の弱い弟キョンジェ(キム・ドウォン)の病を治すためにも絶好の機会だった。
初めての内医院にあがり、嫌がらせに遭いながらも盲目の彼は謙虚に下働きを務め、1ヶ月後に弟の待つ家に帰るのを楽しみにしていた。そして真夜中、暗闇の中で彼は筆をとり弟への手紙を書く。実は彼の眼は、暗闇の中ではよく見えるのだった。
その頃、清から8年ぶりにソヒョン世子(キム・ソンチョル)が戻って来ることになり、仁祖(ユ・ヘジン)との間に息子を授かっている側室のチョ昭容(アン・ウンジン)は気が気でない。腹痛を訴える昭容を、ギョンスが暗闇の中で診察して治し、チョン盲人と呼ばれて宮中でも信頼を得る。
そして、ソヒョン世子が清の使節に付き添われ、妻(チョ・ユンソ)と王子(イ・ジュウォン)を連れて帰ってきた。しかし、清に滅ぼされた明に従う仁祖は清を嫌い、清を見習うべきと説く世子と対立。家臣たちも二手に分かれ、チェ大監(チョ・ソンハ)は世子と新しい時代を切り開こうとしていた。
ある夜、世子の咳を治療したギョンスは、世子に暗闇で目が見えることを知られてしまう。だが、世子は正直な彼を信頼。「目を見開いて生きろ」と清から持ち帰った拡大鏡を渡してくれた。彼が書いた手紙が誤字だらけだったのだ。また治療の褒美として、弟のための薬も賜った。
ところが、世子が急な感染症で倒れる。ヒョンイクが呼ばれ、彼はギョンスを伴って治療にあたるが、世子は血を流して死んでしまう。その時、ギョンスが見たものとは…。
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