火葬場もあるネパールで最も
有名なお寺パシュパティナート
2004年7月30日
ネパールはヒンドゥー教を国教としている国です。そのネパールで最も有名なヒンドウー教寺院といえばパシュパティナートです。ガンジス川の支流であるバグマティ川の岸にあり、観光客には火葬場のあるお寺として有名です。ヒンドゥー教徒以外はお寺の中には入れませんが、入場料250ルピーを払って敷地内に入ると、対岸からお寺の中や火葬の様子を見る事ができます。
火葬台は1番上流が王族専用で、カースト制度によって使い分けられています。いくらヒンドゥー教徒として来世を信じ、死んだ後はガンガーへと思っていても、身内の死はやはり悲しいもの。遺体の周りで泣きじゃくる家族の姿に遭遇する事もあります。
このお寺はシヴァ神を祭るお寺でもあり、毎年2月頃のシヴァラートリーというお祭りには、ネパールだけでなくインドからもたくさんの巡礼者が訪れ、すごい賑わいとなります。この日1日、パシュパティナートではヒンドゥー教の修行者サドゥーに混じり、一般市民も焚火で暖をとりながら一晩中宗教歌などを唄って過ごします。
また8月にはティージという女性のお祭りがあり、民族衣装の赤いサリーを着た女性達がたくさん参拝に訪れます。このお寺周辺には野生のサルが多く、食べ物などをちらつかせると襲われる事もあるので注意してください。 |